テレビもつけずに、さっとお風呂に入り明日の準備をして、そそくさと暖かいベットに入り、業務整理をした後、すこしゆっくりと本を読みながら眠りにつくのは、私の今の時期の1番のリラックスタイム。

10月に余命一ヶ月の宣告を受けたセキセイインコのピピは、毎日の薬ですっかり汚くなった顔のままで、ベッドルームまで飛んできては、私にまとわりついてくる。汚い顔でも私にとっては最高に可愛くて可愛くてたまらない。「可愛いなあ!」「大好き!」と話しかけると、ちゃんと「チュン!」と返事までして、私の手の上でうとうと眠る。

私が電気を消すまでのしばしの時間、こんな幸せな時間はないと思うくらい、手のひらの中にある命を愛おしいと思う。

2980円で10年前に買った小さな命は今では私の何にも変えがたい大切な大切な家族です。

今日は、AIと人間の未来を描いた話題の本「ホモデウス」が届いたので、早速読み始めてみる。

テクノロジーとメンタル。無限の知性と感情。その行き着く先には、こんな暖かい幸せってあるのかなぁと思いながら、あとすこしの間のこの小さな命との一緒の時間がなによりも愛おしいと思える。

幸せな冬のひととき。