22日、私たちメンタルトレーナーチームがお世話になっている格闘技、
シュートボクシングの試合があります。
ぜひ、みんなで応援して下さいね！
選手を強くする応援のしかた
アイディアヒューマンサポートサービスのメンタルトレーナーの
卵たちも時々ご招待いただいたり応援に行ったりします。
そこで、今日は、選手を強くする
『 応援の言葉 』
についてお話しします。
テニスやゴルフのように静かに観るスポーツと、
応援では何言ってもオッケーなスポーツ。
観戦、応援の仕方は違いますが、
今日は何を言ってもオッケーな方の
スポーツファンに特に伝えたい。
応援の時は絶対に、ネガティヴな言葉を発しないこと。
特に個人の名前をあげたり批判したりはしないこと。
応援はあくまで、選手に活躍、頑張って欲しいためにするもの。
であれば
『 選手を強くする言葉 』
を使わないと逆効果！ 〜
選手を強くするのは罵声やヤジではありません。
ひたすら
『リスペクトとプラスの言葉』
を投げることなのです。
これは
メンタルトレーナーからの本当に
切なるお願いです。
ヤジは逆効果。 選手の力になる応援とは？
サッカーＪ1リーグのチームのメンタルトレーナーをしています。
大きなスタジアムで日々頑張る選手によく聞く言葉があります。
「聞こえますよ」
「ヤジは？」
「ヤジは特に・・・聞こえます（笑）」
そうなんです。
ファンの声はおそらく発している本人が思うよりも、
選手たちには聞こえています。
そして、そのネガティヴな言葉は、
決して選手を強くはしません。
ネガティヴな言葉は、当然試合がうまくいってないから
ファンの口から出るものです。
当然、選手もイライラしているし、
なんとか流れを変えようと必死で頭も身体も使って
戦っている真っ最中！
そんな時に、名指しで罵倒されたり、
プレイにケチつけたりする言葉は、
選手をさらにイライラさせ、
メンタルをどんどん悪くしていきます。
「お金払っているんだから、
そんなことまでいわれる筋合いない！」
と怒る人もいるかもしれません。
だけど、ご贔屓のクラブや球団には
勝って欲しいでしょう？
選手たちのメンタルの一部を握っているのも
また、ファンなんです。
ファンがそこをわかって応援すれば、
ご贔屓の選手はもっと活躍出来るかもしれません。
応援が上手い国は選手の力になる
私も毎回オリンピックにいって感じること。
それはオリンピックという大きな舞台でも
応援がうまい国とそうでない国があるんですよね。
アメリカなんかは特に上手い！
どんなアウェーで戦っても、どれだけ追い詰められても、
あの力強い「USA!USA!」のコールが始まると、
アメリカの選手は途端に栄養ドリンク1ダース飲んだくらい
元気になって、さらにリラックスしてスーパーな
技をバンバン決めてくる。
アメリカのライバル日本チームの
メンタルトレーナーとしてはドキドキします。
中国も上手です。
お揃いの赤いTシャツで会場を染めて、
視覚効果でまずは会場を圧倒して、自国選手を応援。
そして、「ジャーユ！ジャーユ！」（頑張れ！頑張れ！）と
大コールされると、あーもう、ヤダ！日本選手の
気が散りそう！やめてぇ！と心配になる（笑）
応援がうまいサポーターたちは
ライバルチームにとってはかなり脅威ですね。
アテネ五輪の金メダリストで、
アイディアヒューマンサポートサービスの
メンタルトレーナーでもあった米田功さんもあの
体操界28年ぶりの栄光の金メダルの時に
「会場の声援にすごく元気をもらいました」
と言っておられます。
最後の金メダルがかかった試合の時に、
誰か一人が大きな声で
「ニッポン！ニッポン！」
と言い始め、やがて会場がニッポンコールに
沸いたからです。
オリンピックでは、日本人の応援団だけじゃなく、
他の国の人も実は日本を応援してくれることがよくあります。
前回のリオ五輪だってイタリアから来たおじさんが
「ジャパニーズ、ジムナスティック（体操競技）ナンバーワン！」
と親指を立て私ににっこり！イタリアの旗をわさわさと振りながら
「ニッポン！ニッポン！」
と連呼していました。
体操競技好きなんだな、選手みんなにリスペクトしているんだな・・・
と感動します。
私がオリンピックという祭典が大好きなひとつの風景になっています。
選手を元気にする応援を知っていると、
もっと選手の力の一部になれる。
だからサポーターの皆様もそんな風に
選手の心の力になって欲しいんですよね。
選手の力になる応援の方法
- とにかく大きな声で、「頑張って！」「いけるぞ！」「決めてくれ！」とプラスの言葉を投げかける。
- みんなで声を合わせて伝えるのは効果的。チームワークがいいチームが勝つのは選手だけでなくファンやサポーターも同じです。
- 「◯◯（選手の名前）カッコいい！」「◯◯、やっぱお前がいちばんだぁ！」と名前を呼んで、個人的にカッコイイところを褒めまくりましょう！
選手は自惚れて自分は何でもできるぞーと思うくらいが丁度いいのです。
そんな時に奇跡とも思えるパフォーマンスを発揮するのですから。
熱心に試合会場に足を運ぶサポーターのお友達にもぜひ、
教えてあげてくださいね。
明日のブログは「応援の時にやってはいけないメンタルNGワード」をお知らせしますね。