相手を思いやる気持ちがあれば、問題は解決する?

答えは残念ながらノー。

思いやりからスタートして価値観のすり合わせをしないと解決できません。

人権擁護の観点は、心理カウンセラーとして本当に大切なこと。
セクシュアルマイノリティ、女性差別、障害者差別、外国人差別、子どものいじめの問題、私たちの中に無意識に潜んでいる課題だからこそ、知らないうちに自分が人も傷つけるリスクもある。

そして、職場や家庭がそうならない環境を作るためにも、社会人スクールの意味って本当に大きいと思います。
今、世の中を賑わしてるセクハラの問題だって、加害者の方はそんなつもりなかった、という古い価値観のまままコミュニケーションを取るので、みんなが傷つく、、みたいな。

感情的に相手を思いやる気持ちがあっても、相手と価値観が擦り合わなければ、トラブルが起きる、ということは、心理カウンセラーもしっかりと肝に銘じたい。

気持ちに寄り添っても価値観を確認するコミュケーションスキルがないと問題の解決につながらないことが多いです。

気持ちに寄り添うことが前提として、そして価値観を理解する。自分とは違う価値観も理解して、どうすれば良いかを諦めずに確認する。

ケンカ別れは簡単なこと。

それができない状況ならば、相手の価値観を知る、新しい時代の価値観を学ぶ。

心理カウンセラーがやれること。まだまだ沢山あるんですよ!

このたび、法務局職員の人がプロフェッショナル心理カウンセラーの資格をお取りになるために、アイディアヒューマンサポートサービスで学ばれるのは本当に光栄なこと。人権擁護の観点で全国の相談窓口の方が学んで欲しい資格です。