ゲームやアニメが子どもたちの残虐性や依存性を高め、リアルな生産性などを落としているという議論は、ゲームそのものが悪ではなくその作品による!と私は思っています。

人の心を壊すほどそんなに影響力のあるツールなら、心の回復や修復もできるはず。重篤な精神病でもないのに、多くの向精神薬を飲むより遥かに身体にいいのでは?と思います。

だけど、口で言うのは簡単。実行してこその人生ってことで、、.

それにはまず人はどんな風に心動くのかを知ってみたい!ということで作ったのが「感情スイッチ」というシロモノ。

これは、作品を見ながら、イイねとか、退屈とかのボタンを押して人はどの場面、どのセリフで心動くかを確認するもの。映画を見終わった後に言葉で言い表せない時も、リアルタイムでボタンを押すと、感情が記録で残りますよね。

心理実験などとはおこがましい!みんなでワイワイ遊んで欲しい!そしてもっとこうしたらええんちゃう?と突っ込んで欲しいということで、三宅陽一郎先生がされているアニメ会なるもので、試させていただきました。本当にありがとうございました。

奇しくも今日のテーマはRainという98年に放送されたいわゆるサイコ的?なアニメでしたから、とても興味深い結果が出たと思います。

ちなみにこの作品、もやもやしたりして見るのつらーい!と言う意見も出たのですが、私的にはとても深いセラピー的なエンディングで、作られたみなさまは深層心理やセラピー的統合感をご存知なんですね!と、深く感動してしまいました。このアニメが放送された頃から、日本において心理カウンセリングは一気にメジャーになり、多くの人が心理学に興味を持った時期と重なることも、とても大きな気づきでした。

この作品で描かれているテーマは今の現実を予言するように、ネット社会の心の闇と希望を明確に表しているところにも深く感動。
クリエーターのひとたちは、やはり、その心の深いところで時代や人々の心の動きを洞察し、表現していかれるのだと思いました。心からリスペクトです。

きっとこれからは、サプリメントの代わりになるようなステキなゲームやアニメが生まれてくるに違いありません。
これからもエンターテイメント×メンタル×テクノロジーで遊んでいきたいと思います。みなさま教えてくださいませ!

Rainの海外バージョンのDVDかっこよくて買ったのに再生できなかった、、。
機会オンチを反省しつつ、せめて関係者の方にサインでもいただこう!ともっていったのに、結局、恥ずかしくてもらえなかった(笑)

仕事の話は全く緊張しないのにこう言うところはヘタレで困りますよね。