私の教え子に、ゲイであることをカミングアウトした心理カウンセラーがいます。
彼は、新宿二丁目にカウンセリングルームを開いて、活動しています。

セクシャルマイノリティセクシャルマイノリティの方達は、
思春期の時に情報が少ないために悩むことが多く、
10代の自殺率が高いのです。

また、ホルモン注射を打っている方は、ホルモンの影響で
鬱になったり、リストカットをすることもあるのです。

誤解しないでいただきたいのは、セクシャルマイノリティだから、
カウンセリングを受けなければいけないというわけではありません。

例えば、セクシャルマイノリティの方がカミングアウトした時に
会社に居づらくなったり、学校でいじめに遭うなどの生きづらさを
感じた際に、ひとつひとつの気持ちを整理して、きちんと
サポートしていく必要があると考えています。

これは、セクシャルマイノリティの方々だけでなく、
全てのマイノリティの方々にも共通することで、
カウンセリングが必要とされる場合があります。

例えば、外国人の方が差別を受けた場合や、帰国子女の方や
シングルマザーの方が社会に受け入れられない思いを
抱えている場合もあります。

あらゆるマイノリティの方を、

「あなたはあなたのままでいい」

と当たり前に受け入れた上で、生きづらさを感じてしまう
問題を一緒に解決していきたいのです。

そういったマイノリティの方々のためのカウンセリングシステムが
これからもどんどんできていくべきだし、私が経営している
アイディアのカウンセリング活動が
ひとつの先駆けとなればいいと考えています。

そうして、誰もが気軽に心のケアの相談ができる
世の中をめざしていけたら、と思っています。