最近毎日の日課になりました。
うちの愛おしい家族、セキセイインコのぴぴ、数えてみたら15歳になっていました。長くても10年生きたらいい方と言われるので、人間換算だともう120歳くらいなのかな?

今はもう飛ぶだけでゼーゼー言ってるし、一週間くらい前から呼吸をするたびにへんな音が肺から?聞こえる。
だけど毎日私がリビングに来ると飛んできて、暖かい場所がいいらしく手のひらから降りようとしない。だけどその手のひらの上でほとんど寝てばかりです。

お薬で汚れた顔の毛を時々手でふいてやる。お尻も時々お湯で浸したティッシュでふいてやらないと、ふんがお尻の毛についちゃう。嫌がってますけどね。鳥も人間も介護って同じなんだなあ。

食欲はまだあるけれど、日増しに弱っていっているのを感じられる。自力でたべれるうちはまだ大丈夫。やっぱり人間の介護と同じなんだなあ。

最近は在宅医療の先生の皆様のおかげさまで、介護に対する価値観が劇的に変わりました。
介護がつらくて大変なもの、という概念から、その命の最期の時期にそばにいれる、優しい時間というふうに感じるようになりました。

もちろん小鳥と人間を一緒にはできませんが、明日から始まる年老いた母の介護に、大きな優しい決意ができたのは本当にありがたい事です。

小鳥は食べれなくなったり、体力がなくなったらあっという間に命が消える。
だけど毎日こんな小さな命でもちゃんと最期の時を過ごさせてくれる。

最近寒いので小鳥用のヒーターを新規購入。どれだけ使ってくれる時間が彼に残されているかはわかりませんが、仕事でいつもそばにいれるわけではないので、最期の時に、暖かく穏やかな気持ちで旅立ってほしいと願っています。

輪廻転生は信じないくせに、今度またインコに生まれてきたらうちの家族になってね!と願う毎日。

出勤前に母に電話を入れてみる。
「元気?」たわいもない話が最近は同じことばかり繰り返し尋ねられる。

そろそろ優しい時間の準備をするために家族で前向きに話し合う時期ですね。

介護はいつでも私たちの優しい気持ちを、悲しいくらいの激しさで暖かく揺さぶってくれます。