心理カウンセラーをめざす人達から、
よく「どんな人がカウンセラーに向いていますか?」と聞かれることがあります。
そこで、ここではカウンセラーに向いている要素を列挙していきたいと思います。

1.悩んだ経験がある人

これまでの人生の中で、全く悩んだことのない人はカウンセラーには向いていないし、逆に思い悩んだ経験がある人は向いていると思います。悩んだ人の気持ちがわかるということは、カウンセラーにとって、とても大切なことです。心理分析家になるのであれば、悩んだ経験がなくとも分析方法を学べばいいのですが…。
カウンセラーの場合は、相手をしっかりと受け入れることが基本になるので、悩んだ経験が生きてくるのです。

2.カウンセリングの力を信じている人

心理学や人間の力、カウンセリングの力を信じている人は、カウンセラーになれると思います。
逆にいくら悩んでいても「私にはカウンセリングは必要ない」「カウンセリングは受けない」と言う人は難しいです。カウンセリングによって変えていける、人間の力や可能性を信じていることが大事です。

3.自分の思い込みを変えられる人

カウンセラーは、専門的な知識や技術をきちんと勉強して、現場での経験を積んでいけば、なれるものです。しかし、自分自身の思い込みが強くて変えられない人は、なかなか難しいと言えます。例えば、自分の中で「それは違う」という思いが強いと、その思い込みに捉われて物事を受け入れられず、前に進めないことがよくあるのです。誰にでも思い込みはあるものです。
だからこそ、自分が無意識にかけているサングラスの色、つまり、思い込みのクセを知っておくことが大切なのです。