もともといろんな国の歴史のお話が好き。アメリカやフランスに行った時も、観光名所を巡る時、そこの歴史を少し知れば本当に深くいろんなことが楽しくなる。だから日本でも道を歩いていても、●●跡みたいな立て看板は立ち止まって読み込んでしまいます。

日本の歴史物のドラマなども大好きなのですが、アメリカやヨーロッパのものも好き。最近はそれがもう少し広がって、中国や韓国の後宮ものの時代劇のいわゆる連ドラを見ています。

なかなかこれが面白い。

後宮ものなので、基本は大奥の狭い世界で王様がらみの嫉妬や謀略が展開されるのですが、どちらかというと女の愛憎劇というよりは、前に日本でも流行ったビジネスドラマ半沢直樹のようなドキドキハラハラの謀略と闘争が面白くて引き込まれます。

片時も油断せず、相手の裏を読み、自己防衛につとめる。一族を背負って後宮入りする責任感や命をかけた出産など、王様の奥様達も大変だなあーと、面白い。

フィクションだということをちゃんとわかった上で楽しみながらも、衣装や調度品、宮廷儀礼など当時の宮廷文化の美しさにも心惹かれます。

そして、韓国の王様のドラマでは隣国中国の外交問題に頭を悩ますシーンが登場するし、中国の皇帝ドラマは黄河の治水に常に悩みを抱えているところも出てきます。また謀略に使われる毒の種類もたくさん出てきて、さすが!と変なところで感心したりしています。

自分なりに興味のある背景を見ながら読み解くとなかなか面白いです。
他にも、疫病の流行や、貨幣問題、密輸問題、なによりも権力を握る部下との勢力争い。

王様も大変ですね、、と思うと、なんか次の日から仕事が頑張れる気がします。だから企業経営者や管理職たちにはオススメ(笑)

そしてせっかくだから、ドラマ見ながら韓国語や中国語を勉強しようと試みるんですが、覚えられる単語は「王様、まったくもってその通りでございます」とか、「皇帝にご挨拶させていただきます」「うむ、立ってよし」みたいな単語ばかりで、あまり日常的に使えない感じがしている(笑)

やっぱり気軽に一石二丁とは行かないわけで、何事にも努力が大切というのも、ドラマからの教訓。