がん治療で股関節が痛く歩くのも辛くなりました。なんとか運動をしたくて始めた乗馬andやぶさめ。
気がつけばもう一年半くらいやっていて、来週は検定会に出ます。

弓は正直だなあと思います。
自分の姿勢やちょっとしたタメ、手元が少し狂うだけで真ん中に当たるか外れるか決まります。

馬も正直だなあと思います。
優しいだけでもダメ、かと言って愛情深く接していかないと言うことなんか全く聞いてくれません。

体の使い方を自分でもっと深く理解する。力任せにしてもダメ。緩めるところ、しゃんとするところをもっと深く理解する。
心の整え方をもっともっと実践する。

ほんのすこし怖がったり力んだり、心が乱れるだけで矢は的から外れてしまいます。
一番厄介なのはやっぱり恐怖心で、恐怖心で全速で走る馬を信じきれなかったり自分が弓を射つことにわずかでも恐怖心があればブレブレになってしまいます。

道具を整え、準備をしっかりして、そして後は、馬も弓も信じて全力で、集中する。

真夏の1日。暑さの中でやり切れる体力が戻りつつあることを再確認しながら、心と身体を整えて、今日も生きる価値とありがたさを心から感じています。