「【伊豆の踊り子】の物語が大好き!いつか日本の伊豆に来てみたかった。夢が叶ってとても嬉しい」

日本にいるウクライナの人たちは、時には私たち日本人よりも日本の文化や芸術に詳しく、とても尊敬できる人たちです。

今回の旅の目的は、ウクライナの避難民の方で、一人暮らしで横の繋がりが薄めで比較的最近日本に来られた人、または元気になってほしい若い人たちに参加してもらいました。

今回、予算などの関係で男女一部屋づつ2部屋10名しかお招きできませんでしたが、募集したとたん、本当にたくさんのエントリーをいただきました.

(そうして渋谷ひまわりセンターの催しを信頼してもらえるのはとても嬉しいです。でも行けないからと文句のメッセージはやめてくださいね(笑)ウクライナの方に無料でご参加いただけるように、私もイリーナさんも皆がボランティアでやっていることなので、全員が行けて当たり前ではないのですよー💦ご理解よろしくお願いしますね😊)

若い世代のコミニケーション形成は、ウクライナだけでなく日本でも今とても大切な課題だともおもいます。日本の不登校も20万人を超えています.
彼らのコミニケーションはオンラインはとても活発でも、リアルな毎日の中では孤立している人たちも多くいます。

その人たちがどのように、つながりをつくり、本音を語り合い、お互いがサポートしあうコミニティーを形成していくか?は、メンタルヘルスの観点でもとても重要だと思います。

ウクライナの避難民の若い世代の人たちのこころがもっと元気になって欲しい。

みんなウクライナのいろんな地域から来ていて、家族が兵役に行っている人や日本で孤立している人、日本での新たな仕事を模索している人など。
ウクライナ避難民といっても1人として決して同じではありません。

みんなそれぞれの事情があり、痛みを持って過ごしています。男性のいろんな事情で日本にいる人たちも本当にそうなんです。

同じウクライナと言っても、いろんな複雑な背景を持つ人たちが知らない異国で繋がりを作るのは、私たちが思っているほど簡単ではないのかもしれません。

今回も参加者はとても素敵ないい人ばかり。
みんなで食事をしても、アクテビティをしても、はしゃいだりハメを外す人などいないとても静かな時間でした。

ウクライナから来た若い人たちはみんなおとなしい印象の人が多いです。
もしかしたらそれが今の若い人たちの今の自然な姿なのかもしれません。

気分が上がらない時には無理にテンション上げたりすることもない。無理せず、今はただ、静かにゆっくりと気持ちを和らげるように日本の生活の中で少しづつ、好きなものや安心できるつながりを作ってもらえたらそれでいいと思うのです。

今回、少しでも心がゆっくりと、リフレッシュ、リラックスできたとすれば私たちの役割は少しでも達成できたと感じます。
朝、予定していたテニスを多くの人がキャンセルしたので、浮世は足の痛みをちょっとおいといて、テニスに参加しました。

私も含めテニス初心者ばかりだったけど、ゲームをすればそれなりに盛り上がる。
ポイントごとにハイタッチしたり、ゲームで勝ったらもりあがったり、、。 

人は、そうしてどんな時でも、自分の中にあるエネルギーを感じることができれば、複雑な問題や将来が見えない不安が少し和らぎ、前を向いて進めるのかもしれません。

宿を出発前に、1人の女の子が「綺麗な自然の中でみんなのコメントをとってYouTubeにあげるんだ」と撮影を始めました。
プロ顔負けの素晴らしい動画。
しっかりとカメラを見て堂々とコメントする参加者たち。

ああ、このセンス、この行動力。
私たち大人が押し付ける、若者らしさを超えたところで、すでに彼女たちは、自分たちのペースで自然体で生きている。

ゆっくりでいい。静かでいい。
あなたたちの存在が、必ず近い将来、ウクライナと日本の力になる。

それまで、私たちも彼女たちにそっと静かに寄り添いたい。日本で辛いことも多いだろうけど、日本で少しでも好きなものを見つけてくれたら、とても嬉しい。

伊豆は、よかったですか?
お魚おいしかった?
初めて見る桜は楽しんだ?
今回参加できなかったウクライナの人たちも日本の人たちも、彼女たちを暖かく見守って欲しい。

彼女たちが、日本とウクライナをつなぐ、将来の希望の光なんですよ。