2011.3.11

この日、生き残ることを許された私たちは、
星になった人たちが「こうありたい」と望んでいた

【幸せに生きる毎日】

をちゃんと実践してるかな?

ランドセル姿で見つかった女の子は
大人になりたかったと思う。

夫婦で離れ離れになって流された人は
もっと家族で笑いたかったと思う。

船を守りに海に出て、帰らなかった人たちは、
心から仕事を愛していたと思う。

あの頃、現地でたくさんの話を聞くたびに、
どうして彼らが去り自分たちが残ったか
わからなかった。

だけど、

私は心理カウンセラーだから。
きっと何かをやりなさいって、
役立つことがあるからって、
それで残ったんだなと思うようにした。

あれからまだ7年。

残された私たちは?
自分に今日、改めて問いかける。

大人になったことに感謝して生きてる?
家族と毎日笑顔で過ごしてる?
そして命をかけて誇りとなる仕事してる?

岩手県の釜石に長く長くボランティアで
通わせてもらった。

医師会、保健師さんや職員さんの
被災者の方への関わり方研修。

遺族会の心のケアもご一緒させてもらいました。

なぜ私たちが残ったかはわからないけれど、
きっとこれから何かやりなさいってことなんですよね。
だから、、生きましょうね!

と、現地で頑張る皆さまに声をかけ続けた。
生きるのがしんどい時も、それでも
やっぱり生きて欲しいと思う。

ランドセルの女の子、
家族の絆、
仕事を家族を守りたくていった人たち。
その人たちが生きたかった分も生きましょうと。

被災地からあの頃の写真を、
現地でご指導くださった医師が送ってくださった。

わたしには忘れられない宝物。

今でも続く、被災地でのこころのケアは、
私たちカウンセラーにも、こころの故郷を
与えていただきました。

東京の空から、
東北に向かって黙とう。
そして静かに自分に誓う。

大人であることに感謝します。
家族と笑顔で過ごします。
命をかけて誇りとなる仕事をします。
そして病気に負けずに生き延びます。
元気になってまた東北に行きます!

被災地のみなさまがどうぞ心安らかに
過ごせますように!