精神病をテーマにした舞台をしています、と。

プロフェッショナル心理カウンセラーの資格を持つ俳優、円盤ライダーの渡部さん。日曜日までやってます、とのことなのですが、明日から大阪なので今夜しかない。 そこで急遽行ってきました、中野の劇場。方向音痴なので、住宅街の場所は本当に苦手ですが、なんとか遅れて到着。

作品は、精神病とその家族のお話。みんなが苦しむその愛憎の物語は、生々しくもあるし、救いがないようにも見えるし。誰もが心が壊れる脆さを内包しながら生きているし、死を美化しても救いがないと強く感じた。

今、命に関わる病を持つ人間としても、心のケアに関わるものとしても、あれこれ思うことはあるけれど、それだけ考えるということは、作品としては深くていい作品には間違いない。今の時代を切り取った作品でもあるし、今時珍しい骨太の作品でもありました。

体力も気力も先月よりは回復してきていると改めて実感する。去年までは舞台を観る力もなかったから。だけどあまり詰めこみすぎず、帰ってゆっくりしよう。
明日からは久々の大阪出張。