私が今、趣味で始めつつあるスポーツ流鏑馬(やぶさめ)について少しお話しします!
もともと馬上で弓矢を使うのは戦国時代までは超実戦としての必須スキルでした。

古くから、弓矢は魔除の効果もあると信じられていましたから、神社などで必勝祈願の神事として奉納されるようになりました。

神事ですから女性が参加することはできませんでした。昔は女性が馬に乗る機会も少なかったのです。

ところが最近、スポーツの一つとして、スポーツ流鏑馬という形で全国大会も開かれるようになり、特に青森では毎年桜の時期に全国大会が開かれています。

桜の下で鮮やかな衣装で、女性がのびのびと華々しく矢を射る姿は観ていてとても楽しくなります。

なによりも私が素敵だな、と思うのは、お馬さんも美しく飾ってもらっているところ。人とお馬さんがまるでペアルックのようでとても嬉しくなります。 

私がいつも牧場で乗っている馬は、和馬でサラブレッドに比べると小柄で女性でも乗りやすい馬です。小田原城で流鏑馬のイベントもしているようなベテランのお馬さんです。

ベテランのお馬さんに助けてもらいながら、今、私は機能回復訓練中です。

全身を動かして、筋力をつけていく。馬に乗るのは腰痛にも効果があり、体幹が鍛えられます。弓を引くことで、背中や上半身の筋肉が使われます。

そして、なによりも効果を感じているのは、馬に乗ることも弓を引くことも、「心を整える作業」であるということ。

自分の感情を整えてゆったりと呼吸をする事で、お馬さんと少しづつ心が通います。うまくいかないからと言ってパニックになったりイライラしたらお馬さんも落ち着かなくなります。

弓を引く時には、深く呼吸をすることを意識すれば的にしっかりとあたります。
両方がしっかり一致してこそ、本当にやっと1本の矢が的を射抜いてくれるのです。<Br.

もともとは武器であった弓矢を扱うのは、緊張感もあります。不安定な馬上で長くて大きな弓矢を扱う難しさもあります。弓が馬に当たると、驚いて早足になってしまったりするからです。

だから、常にゆったりと、リラックスして、、がテーマのスポーツなんですよね。
自然の中で深呼吸しながら、リラックスしつつ、自分の集中力とスキルアップとの楽しい戦いです。

まだまだ始めたばかりなので、そして体力ないのでヘナチョコではありますが、ゆっくりと、楽しみながら、そして上達目指します❣️