二度目の緊急事態宣言が発令されましたが、関東、関西、そして中部と、多くの企業が在宅、通勤含め、試行錯誤しながら全力で対応されていると思います。

全国心理業連合会のプロフェショナル心理カウンセラーのSNS相談のお仕事も、今、全力で在宅勤務の準備を進めています。

コロナ禍でなくても、私はもともと心理カウンセラーの業界団体の代表として、在宅での心理カウンセラーのお仕事を推進してきました。

心理カウンセラーが在宅でお仕事ができれば日本全国どこに住んでいてもカウンセリングのお仕事ができますし、通勤時間もない。つまり終電や夜道の心配なく、遅い時間まで相談が受けられる。

女性が多い心理のお仕事の理想系です。

そしてコロナ禍では感染予防にも繋がり、何よりも心理カウンセラーたちの命の安全のためにも、とても大切な事だと思い、前の非常事態宣言の時から全力で推進を進めています。

ただ、関係各所の皆様のご理解あっての在宅勤務。このためにそれぞれの担当の方々はあちこちに走り回り、新たな貸し出し用のパソコンの手配を懸命にしてくださっています。そういう方々のお気持ちと行動があっての心理カウンセラーのお仕事！そこはみんなで全力で感謝をお伝えいたしましょう。

一部の心理職の方は、まるで自分たちが何か特別な存在であるかのように人の支援をすることを勘違いしているように見える時があります。
別に心理職が特別なわけではない。

私たちはチームの一員である事を忘れてはいけないのだと思います。

相談者がカウンセラーにたどり着くまでの社会的な枠組みのスキームを作ってくれた人、私たちのカウンセリングの力と倫理観を信じて大切な市民や生徒の相談を私たちの団体に任せようと決めてくれた人、そして準備をしてシフトを決めて対応確認をしてくれている事務方、パソコンの準備セットアップの専門家、そのパソコンを運んでくれる運送会社の従業員さん、、、たくさんの人の力を借りて私たちは、初めて相談者のメッセージを受け取ることができています。

だからこそ、在宅勤務を務めるプロフェッショナル心理カウンセラーの皆様は、その想いと高い倫理意識をもって活動してほしいと強く願います。

これからSNSカウンセラーとしてプロフェッショナル心理カウンセラーの活動をする皆様には改めて以下の事を理解しておいていただきたいと思います。

🌸ネット回線は無料Wi-Fiダメなので有線を引いておこう。パソコンもいろんな相談窓口のお仕事が来ても良いように一応自分のパソコンを準備し対応できるようにしておく（今後継続的に、在宅でお仕事したいカウンセラーには必需品ですね）

🌸在宅でも相談を受けられるデスク周りのコーナーや個室をきちんと確保しておこう。詳しい基準は全国心理業連合会が定めています。

🌸それぞれが自宅で受けても私たちはワンチーム。スーパーバイザーや他のスタッフとのやりとりはズームを使って行います。パソコン以外にスマホも必須です。（みんな持ってると思うけど😊）

🌸勤務日数が多い方から、パソコンの支給が行われますのでこの機会になるべく多くおうちでカウンセラーとして、お仕事することも考えてみたらいかがでしょうか？集中して従事するとかなり実力もアップします。

🌸そして一番大切な事❗️コロナ禍の中でメンタルが辛く声なき悲鳴をあげている人たちと、寄り添い続けていくためには、セルフケアが何よりも大切です。アイディアでは、ズームでのさまざまな深いセラピーを通常よりも多い頻度で提供していますのでぜひご活用ください。

また美味しいものを味わって食べる、アロマなどでリラックスする、睡眠時間を確保するなども大切なプロのカウンセラーとしてのルーティンだと思います。

💠コロナ禍の中で厚生労働省はじめ各自治体での私たちの心のケアの活動は、まさに今の日本において本当に必要不可欠なお仕事だと思っています。

子どもたちの相談、虐待、DV、そして自殺防止など多くの相談窓口で日々活動するプロフェッショナル心理カウンセラーの皆様には本当に本当に感謝です。

コロナで亡くなる人より自殺者の方が多いと言われた日本。私たちがギリギリのところでその心を支える一助を担わしていただいていることに心より感謝しながら、私もいちプロフェショナル心理カウンセラーとして皆様とともに最前線で活動させていただいています。

一人一人の力は小さくても、みんなでワンチームになって、前を向いていきましょう。こんな時だからこそそんな気持ちを手放したら終わり。そんな気がしています。