本の原稿が入稿終わったあ❗️とともに長雨の一瞬の晴れ間。小田原のいつもの牧場のお馬さんたちも気になったので行ってきました❗️

みかん畑から海を見下ろす優しい景観もさすがの大雨で至るところの土が崩れたりしているようです。
大雨の後、山の土が大量に海に流れ込んだため海の色が変化していました。

あまりにいつもと違う海の色にびっくりしていると流鏑馬を教えてくださっている師匠が「海にとってはたくさんの栄養が流れ込むからそれはそれでいいことなんだよ」と言われて、そうか自然はそうやって46億年も循環を続けてきたのだなと思いました。

だけど人間がそのリズムを狂わせてしまったために、温暖化の影響が世界中に広がっています。未知のウイルスの感染症や過去にないような大雨や巨大台風が私たちの生活を脅かしています。

人類が誕生して700万年。
雑食で環境への適応力に優れ攻撃性の高い種である人類は、集団で生きることでたくさんの自然の脅威を生き延びてきました。集団で存在しているからこそ生き延びてこれた私たちは、今、コロナ禍や自然の災害という脅威にどうチームとして取り組んでいけるのか?が問われています。

もっと知恵を出し合って。
もっとお互いができることを助け合いながら、生きていかないといけない時期だと思います。

ネアンデルタール人の集落の遺跡からは、手や脚などが欠損した身体不自由な身体の骨が火を起こしていたであろうそばから見つかっていて、これはネアンデルタール人の社会に福祉があったということなのだそうです。

医療制度も国家の概念もなかった時代から、狩や事故で働けなくなった人は火の番を担当していて、そうしてみんなで助け合いながら生きていた証拠なのです。

宇宙ステーションを建設できる時代になり、災害もかなりの確率で予測できる時代になった現代の私たちが、最も進化していないのは、もしかしたら当たり前に隣の人を助けるという精神なのかもしれませんね。

これからは自分たちの内面をより進化させていくことが大切なのかもしれません。
みんなで、チームで、助け合いつつ、未曾有の事態にも負けないくらいのメンタリティをみんなで育てて行けたらいいのにと思いました。