まず最初に東武グループさん、そこで声を上げてくださった村井さん、そしてスポンサーしてくださった企業の皆様、ボランティアの皆様に心から感謝です。

日本に着の身着のまま避難してきたご家族、まだ一時宿泊のホテルに滞在して、どこかに行こうにも言葉もわからない、土地勘もない、日本の壮絶な物価高(特に電車賃)にさらされながら、小さな子どもを抱えるお母さんたちになんとか心の癒しを提供したくて企画しました。

私たちは非営利の心理カウンセラーの団体ですから、イベント!というよりも心の安全や安心をテーマに、家族同士で交流してもらったり、日本の子どもたちと友達になってもらうことを目的にしました。なので派手なアトラクションではなくて、のんびりみんながくつろげるところということで、東武動物公園さん、本当にありがとうございました。

実際やってみると、渋谷ハチ公前の待ち合わせ、そして電車の移動。すでにこれが私たちにはドキドキ💓小さな子どももいますから安全に。

そして到着!駅前広場に集合しても、100名を超えるので説明も大変!そこから通訳してもらって、家族ごとにお昼買ってもらって、また動物公園まで歩いて移動して、、、ようやくみんなでお昼を食べ始めたら雨が降り出して、、。ここまでですでに大人たちandボランティア一同、くたくたでございました(笑)

だけど、雨の中子どもたちが動物を見てはしゃいでいたり、観覧車に乗っていたり「ペンギン見に行くーー」と盛り上がってを見ていると、なんとも言えない充実感。
避難してきた人たちはみな、プライバシーを多くは語りません。だけど彼らの話をゆっくり聞いているとみえてくる【真実】があります。

動物園で楽しむお母さんと子どもたち。お父さんとおじいちゃん、おばあちゃんはウクライナに残っています。
ウクライナに残っている人たちは「この子だけが自分たちの未来の希望」と言って日本に子どもたちを送り出します。子どもたちに自分たちの国を残すために本当に命をかけて国の自主独立を守る、といいます。

であれば、私たち日本人は【ウクライナの大切な未来の希望】をお預かりしているのではないか?と感じたのです。
子どもたちのために戦う人たち。

誰だって命は惜しいし、不利すぎる戦争に命を投じる意味が、平和ボケしている私の頭では理解できなかっだけれどようやくなんとなく見えてきたものがありました。
その子どもたちが日本に来て「まだ休日どこにも遊びに連れて行ってあげられず家で泣いている」「毎日ウクライナに帰りたいと言って母親を困らせる」

なんて、あまりにも残酷な辛いことです。それでいいのか?日本人?!
と、柄にもなく日本を考えてしまうのです。

もちろん政府がやるべきこと、地方行政がやるべきこともあると思いますが、私たちはイチ民間団体なので、もっとフレキシブルに自由に、みんなに均一じゃなくても、想いのある日本人の人たちとともに、スピーディーに丁寧に細かく、やれることをやり続けていきたいと思います。個人ができることだってまだまだたくさんある。

戦争がどうの!ということは私たちにはどうしようもないけれど日本に来た、ウクライナのお隣さんにちょっとした癒しを提供することは誰でもできることです。

まだ戦争ストレスや異国での不安などが言葉にならないウクライナの方々の心に少しでも「やわらぎ」を届けたくてした企画。カウンセリングルームを出て、一緒に雨の中歩いて、悩んだり考えたりアクシデントに対応したり、、、そんな心理カウンセラーでいいじゃないですか?と思うのです。

そこから聞こえてくる話が本当に貴重なのですから、ね。
私だけじゃなくボランティアスタッフみんな、むちゃくちゃ疲れたけど、それを遥かに超える素晴らしい体験と充実感‼️

今、日本に来ている人たちは「いつか日本にいきたい」と思っていたそうです。
そんな彼らの期待と希望を裏切る私たちにはなりたくないな。

「浮世先生は海外に行きたいところはありますか?」とウクライナの人から聞かれたとき「いつか平和になったウクライナに行きたい。あなたの街を案内してください」と自然に答えていました。

いつか、本当に。
戦争が早く終わって、1日も早く子どもたちが笑顔でウクライナに帰れるように。

その時に私たちが彼らの第二の故郷であるように、そんなことを誇りに思えるような、などなどと考えた貴重な1日でした。
参加してくれた皆様、本当にありがとうございました!

↓参加者は100名を超えました❣️本当にありがとうございました❗️これからも毎月のいろんな心のケアの活動を行なっていきます!