私たち世代からすると、織田哲郎さんとか、小田和正さんとか、財津和夫さんとはまさに音楽の神様!青春そのもの、なわけですが、吉田拓郎さんの引退に続き、財津和夫さんのTULIPもラストツアーであるという番組を見た。そっかー!
財津和夫さんの歌声も最後なんですね。
60代で更年期症状に苦しみ、数年前には大腸癌になられていたらしいのです。
そして「癌が再発しない薬の副作用がきつくて。食べれないし、、」と。
「うわー!わかる!」と思わずテレビに返事しました。癌って病はとにかく手術よりも薬の副作用がしんどいのですよね。
仕事でアーティストたちのメンタルトレーニングを行なっていると、ライブツアーみたいなものは本当に命を削ってやっていると思う。身体もきつい、精神もキツい。正直、元気で健康でもツアーが終われば燃え尽きて、鬱的になる人は多い。
ましてや、70代である。
声出すのも、地方を移動するのもしんどい。だるい。そんな中、ファンたちは完成度の高い神様を見にくる。
これはなかなかの大変なことなのではないか?と余計なおせっかいではありますがとてもリアルティを感じたのです。
今の私たちにはなぜか、老化や病気かの回復に関して、スーパーマンでいられるような錯覚がある。世間みんなに。
100歳まで現役!とか、癌を克服して生きる、とか。もう少し若いところでは美魔女とか還暦女優の水着姿とか。
もちろん、いつまでも若々しく、美しく、健康でいる努力は素晴らしい!
だけどそれは、周りからの期待に応えるものでもない。特に立場のある人や、注目される人は、なかなか弱音を吐きにくい。いつも人に対して前向きで明るくて、元気なメッセージを期待される。
私も、がんの治療をしながら仕事やウクライナの支援に全力の毎日。
だけど病気だし、もうすぐ還暦だし、と言う中で改めて、【あるがままの自分でいること大切さ】を感じています。弱い自分や体力ない自分もちゃんと相手に伝えつつ出来ることやる。
そんな人生の働き方の変革。
それが今の時代は気軽にできる時代かな?と。
たとえば、完成されたコンサートツアーができなくても、財津和夫さんくらいの人なら、自宅の縁側で音楽を楽しむ姿をYouTube配信してもものすごい価値があると思うし、私たち世代からすれば高価な有料サロンのメタバースでも楽しめる。もちろん生のコンサートに勝るものはないけれど、体力や気力が弱ってきた時に、全力で頑張るだけでなく緩やかに楽しむビジネスモデルができるのが、これからのIT技術なのだと思うのです。
メタバースはリアルに勝つことはできないけれど、緩やかにつながることはできる。SNSは生の言葉には勝てないけれど、今日の気分を少しだけ整えてくれる。
ウクライナの支援も、リアルな居場所づくりが少し出来つつある今、さらに今度はメタバースやSNSを使って心のケアのソーシャルモデルを作る時期に来ているのかもしれません。
元気で、体力もお金もある人だけが支援に参加するのではなく、もっと多くの人たちが、緩やかに支援していける、そんな社会ができたら良いなと思っています。
つまり、最新の素敵な技術をZ世代の特権にするのではなく、病気やシニアの新しい活動の手段にする。そうすれば世代はもちろん、国境なんてすぐに越えられるし言葉の壁も簡単に超えられる。そんな気がしています。
まずは、ウクライナ避難民の方でメタバースや仮想空間に興味のある人にお仕事の依頼するところから始めていきますね、、。ゆるゆるとシニアな私に教えてください☺️
取り止めもなくそんなことを考えている今日でした!