願っても願っても痛みはつづく。戦争への怒りと悲しみ。そして癒しを感じる音楽のちから🌷

昨日はウクライナのアーティストのコンサートにウクライナ心のケア交流センターのリーダーのイリーナマコフスカさんと一緒に参加してきました。

オープン前にウクライナの人たちに混じって並んでいると、あちこちから「こんばんは!」「ウキヨセンセイ!」と声をかけてもらい、顔馴染みのメンバーも多くいて早くも幸せな気持ちになります。

店内はもう席がないくらい満員でしたが、ありがたくも最前列をご用意いただき、そちらでコンサートを満喫させていただきました。
「渋谷にひまわりの人ですね。来てくれてありがとうございます」「いつもウクライナへのご支援ありがとうございます」と初めてお会いする人たちまで声をかけていただき、同窓会のような不思議な気持ちでした。

コンサートはとても素晴らしくて、心に染み入る素晴らしい楽曲ばかり。
ファン対応も素晴らしくて本当にアーティストの皆様も運営の皆様も、そして参加の皆様も素晴らしい人たちばかりでした。

コンサートの中でひとつだけアクシデントがあり、とても心に刻まれました。
参加者のお一人が、酔っ払っているのか?コンサートの途中でアーティストの人に声をかけ何度もライブが中断することがありました。

アーティストの方も優しい対応されていましたが、イリーナさんが優しく彼女をハグしながら私たちの席に座らせました。
「戦争で息子が死んだ、と彼女が言っている。酔っ払っているみたい」と、イリーナさん。私は思わず涙が滲みました。

母国のアーティスト、大好きな音楽。みんな一緒に歌い、涙し、ウクライナの旗を振りながら、泣いている人もいます。
戦争が続いています。大切な家族が、友人が亡くなってしまう壮絶な痛みを抱える人たちが増えていく。いたたまれない想いを誰にぶつけることもできず、誰かに聞いて欲しくて、きっと彼らに言いたかった気持ち、わかります。

正気を保っていられないくらいの壮絶な痛み、私の想像を超えてズシン!と来ました。
彼女の言動を他のウクライナの人たちは、困ったように静かに見守る。誰も文句を言ったりする人はいませんでした。

イリーナさんがハグして優しくキスして座イリーナさんは、優しくて熱い人なんです。困っている人を見ると本当に放っておけないひと。毎日ウクライナの人のために何ができるか?を考えています。私と一緒で本当にボランティアなのに。
心から尊敬します。

コンサートのラストはウクライナ国歌を歌います(私もカタコトだけど少し歌えるようになってきました😊)
そしてみんなで歌って歌って心が一つにつながって、、最後はみんなでクラブミュージックで踊る、踊る、、。

しんみりした話はいらない。みんな飲んで歌って泣いて踊って叫んで!
私にはこの時間がとても尊い時間に感じました。
私たちがKAZKAを日本にお呼びした時にも感じましたが、本当に音楽の力はすごい。

言葉でなく、歌って踊って泣いて叫んで、みんなで手を取り合ってハグする。そんな時間は本当に必要なんです。
そして私たちには何もできないけど、できることはなんでもしたい。

ウクライナの人たちの痛みが少しでも安らぎ、わずかでも笑顔になれることを、本当に心から願ってやみません。

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