昨日から、福岡に来ています。
ウクライナ心のケア交流センター渋谷ひまわりは、5月の設立から約1年を迎えます。

その間、私たちのセンターに登録されている避難民の数は1000名を超え(日本のウクライナ避難民の総数約2300名)心のケアをテーマにしたイベントは60回となりました。

この記念すべき第60回目の避難民交流イベントを福岡で開催しました。
そのきっかけは、数ヶ月前、1人の避難民ユーリさんが奥様を連れて渋谷ひまわりに来てくれたことでした。

東京にいた時は私たちセンターをよく利用されていた彼は、今、福岡で仕事をしています。
奥様はロシアに支配された地域から脱出され、お二人とも言葉に尽くせないほどご苦労されて、ようやく結ばれました。

その報告をしに来てくれたのです。
それだけ感動しますよね。
だけどウクライナでは戦争が激化して、ご自分からは、結婚とはいえお祝いやパーティーをする気持ちになれないと思うのです。

だから、私たちからお祝いしたい❣️と申し出ました。
そして前から「九州で交流会をやってほしい!」と避難民の方からメッセージが届いていたので、、。

よし!福岡行こう!と今回の催しとなりました。
私たちの交流会は、いつも大きなホームパーティみたいなもの。

お金をかけなくても、心はギュッと詰まっていてきた人はみんな感動します(自画自賛😊でも本当)
派手な演出はいらないのです。
義理や付き合いで参加する人も不要です。

純粋にお二人のことが好きな人。
ウクライナの避難民の人のことをただ応援したいと想い、ウクライナ避難民と新たな繋がりを作りたい人たちが来てくれればいい。

そう思って開催しました。
太宰府市長が来てくださいました‼️
日本経済大学が素晴らしいガーデンとカフェテリアを提供してくださいました‼️

副学長も来てくださいました。
女優で今は福岡で会社も経営されている小島加奈子さんはもう感動的な献身ぶりで、前日も当日もお休みを取って買い出しから車の手配から、荷物運びまでやってくださる‼️

しかもゴスペルの素敵な皆様をご紹介くださったり、ご自分のヘアメイクさんを花嫁のためによんでくださったり。もちろん全て全てボランティアです!無料どころか持ち出しですよ‼️こんな女優さんいます?福岡の奇跡みたいな宝物ですよ!本当に‼️

ウクライナ避難民の人たちも、雨の中、たくさん来てくれました。
日本経済大学の学生さんたちはもちろん、福岡に住むご家族や、熊本に住む素敵な避難民のご家族もわざわざ来てくれました。

素敵なゴスペルに迎えられての新郎新婦。
人前結婚式ですから今日の参加者が全て、幸せの証人です。

東京から同じくウクライナ避難民のミハエルさんとオレナさんが手作りのウクライナ料理を作りにわざわざ来てくれて、学生さんたちも久しぶりのウクライナ家庭料理に感動の声多数‼️
もちろんクライマックスは、私たち渋谷ひまわりの歌姫、ミラさんの歌と踊りがあれば、ウクライナも日本もみんなの心は一つになります。

破壊された街から来た避難民が、ささやかな手作りの結婚式を挙げた。
ミサイルで街は壊せても人の思いは壊せない。愛でつながる心は壊せない。

ユーリさんの結婚式でそう思いました。
彼らの姿は、日本に住むウクライナの人たちの希望の光にもなります。

日本で家庭をつくり、やがて命を育み、日本で育った子が、日本とウクライナの架け橋になる。
それぞれの地域に国際色豊かな文化が根付き、日本のコミニティーにも新しい風が吹く。

そんなウクライナ避難民と日本の素敵な未来の希望を彼らは見せてくれました。
本当にありがとう。

ユーリさん、ナタリアさん心からおめでとう。そして持ち出しで、クリアな気持ちで私たちと一緒に会を作ってくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。

⬇️たくさんのメディアの方がお越しくださいました。ウクライナへの関心が薄れつつある昨今ありがたい限りです。
NHKでは恥ずかしながら浮世のインタビューが放送されました☺️

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230429/5010020140.html