今回のKAZKAたちと全国をおとずれた一連の活動の中で、まず真っ先にお礼をお伝えせねばらないのが、国連大学のホールで開催された【ウクライナの平和を考えるシンポジウム】です。

青山の国連大学のホールは審査も厳しく多くは学術的な会合での利用制限とも聞いていたので、非営利の一般社団法人全国心理業連合会が適切なのか?がドキドキでしたが、無事審査を通過。

外務省からは参事官、ウクライナ大使館からはセルギーコルスンスキー全権大使がお忙しい中お越しくださり、私たちの活動に暖かいメッセージを頂戴しました。

特に、ウクライナ大使館からの感謝状は定型文ではなく私たちの専門性やその活動の広さも評価してくださり、細やかで温かいお心配りが心に沁みました。

本当に、本当にスタッフ一同、心より深く御礼申し上げます。

私たち非営利の一般社団法人全国心理業連合会の有志が集まってスタートした、ウクライナ心のケア交流センター(通称 渋谷ひまわり)は、昨年5月にオープンして、居場所づくりや自然の中での癒しのイベント開催は70回を超え、延べ5000名のウクライナの方がご参加されました。

多くのウクライナ避難民の方が私たちと気持ちをともにしてくださいました。

多くの日本人の方が私たちと共同でいろんなことを開催してくださり、たくさんの本当にたくさんの事が開催できました。

嬉しかったのは「ウクライナ避難民の中で渋谷ひまわりさんを知らない人はいません」と大使が自らおっしゃってくださったことです。 
仕事の合間のボランティアではありますが、全力でやっていれば何かしら身を結ぶこともあるのかもしれません。

「1日も早く戦争が終わって、ウクライナに帰りたい」多くのウクライナ避難民の人たちの涙を、故郷への想いを、本当にたくさんたくさん聞いてきました。
安全な日本に住みたいけど、難しい、しんどいという言葉を、ハグしながら聴いたこともたくさんありました。

なんとかしたい。何ができる? 
私たちには何ができる?
私たちには今、すぐには戦争は止められない。
だけどすぐにやれることはたくさんある。

理不尽な戦争で家は壊せても、壊せない大切なものがある。そう信じたい。

これからも、日本の多くの心ある方々とさらにさらに連携をとりながら、長期化する日本での生活を支える就業支援と教育支援、そして包括的な心のケアへの取り組みなど多くの課題をよりダイナミックに取り組んでいきたいと考えています。

私たちとご一緒してくださる日本、ウクライナそして世界の多くの皆様に本当に心よりお礼申し上げます。
平和への道は、私たちの心の中にあります。

それがどれだけ困難でも、どれだけ茨の道でも、その道を探すことを諦めない。
そして日本人として、目の前のウクライナの人たちにできることはまだまだたくさんあります。

これからも諦めずに、一つ一つやれることを進めていきたいと思います。
ウクライナの子どもたちの笑顔への道も、私たちのひとりひとりの心の中に、ちゃんとあります。

⭐️マイナビニュースさんが丁寧にレポートしてくださいました。ご一読ください。 
https://news.mynavi.jp/article/20230713-2726668/