高齢者から、まだ見ぬ可愛い子どもたちへ、優しさの連鎖が続いています🪷

 

〜心ある皆様へ、とってもほっこりする良いお話なので長文ですが良かったら読んでくださいね〜

 

私のオフィスに毎日、ひとつづつ食べ物を寄付してくださるすごく尊い方がおられます。カップラーメンだとかレトルトカレーとかサバ缶とか。小さなものだけど毎日、毎日、いらっしゃる。

かなりのご年配で朴訥とされている男性。そんなに裕福な風体でもなく、いつも同じジャンパーにズボン。

そして、いつも来られても、入り口で食べ物を渡すと、何も言わずに去っていかれる。

「座ってお茶でも」「いつもありがとうございます。ぜひ何かお礼を」もお伝えしても「いやいや」と手を振って気がついたらドアの外に去っておられる。

だけど、毎日、毎日、どんな暑い日も雨の日も、どこからともなく来られて、受け取ったらそのまま帰られる。

「ウクライナの戦争、早く終わると良いね」
一度だけ、ねばってお引き止めして、聞き出したのはその気持ちだけ。ご自分のことはお名前くらいしか話されないのです。

その方のフードはたくさんのウクライナの避難民の人たちにおすそ分けさせていただきました。

ウクライナの人たちはそういうものを受け取るのを恥ずかしがる方もいましたが、それでもその方の気持ちを繋いでいくべくなるべくお渡ししていかました。

その人の持ってこられたフードが、うちのセンターで山のようになり、ウクライナの避難民たちも仕事や家が決まり、そんなにカップラーメンをとりに来る人もいなくなったので、その方に「シングルマザーなどの支援をしている団体に送りたい」とお願いして許可をいただいたので、辻 由起子先生の団体にお菓子と一緒にお送りました。

辻由紀子先生は、大阪でシングルマザーや貧困の子たちの支援活動をしてをしておられます。1人1人に寄り添う活動は、もはや伝説的な存在となり、直接米を運び、必要なものを聞いたり、政治や自治体に訴えたりする。

子ども家庭庁にもご提案などされるスーパーソーシャルワーカーさんです。

私も、微力ながら支援させていただいていますが、今回お送りしたのは久しぶりでした。

するとすぐに辻 由起子先生からレターパックが届き、なんだろう?と開封したら、一通のお手紙。それは、私が送ったラーメンを受け取ったご家庭の子どもからのお礼のお手紙だったのです。

あまりに尊くて感動したので、ここでご許可を得て皆様にも共有しますね。

🪻 はじめまして。
中学2年のRです。

辻さんからたくさんのカップラーメンを受け取りました。

カップヌードルシリーズのラーメンは今は高くてなかなか食べれなくてカップヌードルを見た瞬間とてもすごく嬉しかったです。

カップヌードルにはすごく思い出が僕たち家族にあって、今の家に引っ越しをする前に、以前は小学校の近くに住んでいて、その時にまだ僕の弟はお母さんのお腹にいてまだ生まれてないです。

いろいろなことがあって家に帰りたくなくてコンビニでカップヌードルを買って、コンビニでお湯をもらって大きな公園に行ってお母さんと2人で食べた思い出がありました。

僕たち家族にこんな高いカップヌードルを本当にありがとうございます。

もらったその夜の日に弟はまだカップヌードルは食べれないので、僕の弟はカレーで、お母さんと僕はカップヌードルを食べました。

食べながらあの時の思い出の話をしながらお母さんとの話で盛り上がりました。

めちゃくちゃ寒い冬の話でお母さんと2人でカップヌードルで温まっていました。

僕たちにとってカップヌードルは思い出でくれたカップヌードル本当にありがとうございます。本当に感謝しています。

一言の言葉で表せないほど、何百回何千回何万回にもならないほど、本当に本当に感謝しています。

残りのカップヌードル感謝しながら食べます。もし浮世さんと会える時が来た時はお母さんと一緒にお礼を言わせてください。

今年の夏はすごく暑いので、熱中症や病気に気をつけて頑張ってください。浮世さん本当にありがとうございました🪻

最近は、人に何かをしてもらってもありがとう、が言えない人も増えています。他責的に自分が不幸なのは他人のせいばかりいう人も増えています。

そんな中で、この子の心の美しさはどうでしょう。もう尊すぎて涙出るーーー💦

カップラーメンに、家に帰れなくて寒かった日を想い、会ったことのない私の体を気遣う。

こんな素敵なことってありますか?
本当に心が洗われるとはこういうことです。

そしてこのお手紙を早くお礼をしたいからと言った少年の心を汲んでレターパックですぐに送ってくれた由起子先生も尊すぎる。支援ってなんだろう?って最近とても考えます。

私たちに戦争は止められないし、貧困を消し去るほどの財産も持ってない。

だけど、ちょっと勇気を出してできることから始めることで、こんなに優しさの連鎖の中に自分の身を置くことができる。

細やかなことしなできていないのに、こんなに大きな優しさをいただくことができている。

毎日来られる男性にもお手紙のコピーをお渡しさせていただきました。

私も、この方やお手紙の子どもの在り方を少しでも見習いながら、まだまだ精進せねばならないと思う今日でした。

私と繋がってくださる全ての方のお優しさに、心から感謝の気持ちが止まりません。