京都アニメーションの場所、それは住宅街のど真ん中にあって、道行く近所の下校時の子どもたちが横目に見ながら通り過ぎる場所でした。
あの衝撃の事件からもうすぐ2ヶ月。

ご地元の方のご案内で、その場所に来させていただきました。
その事件はテロ行為そのもので私たちに強い心の痛みをもたらしました。心のケアの業界団体の代表として、何かをしたい!という気持ちが溢れて仕方なかったからです。

ご地元の方にとってもそれは、今でも大きな傷跡のままです。住宅街に押し寄せたマスコミやファンの人たちは周囲の方々の迷惑になったことは容易に想像できます。

どこか祈りの場を作ることが、私たちのこの心の痛みを少しでも緩和することにつながるのだろうか?と地元の方々と話し合いは、いつまでもつきませんでした。

あるクリエーターの方は「この事件は多くのクリエーターを萎縮させた」と語り、アニメを愛する多くの人が喪失感も怒りを持ちながら行き場のない心を持て余している気がします。

だからこそです、、。

アニメーション業界の皆様と、ご地元の京都の皆さまと一緒に何かできることはあるのか?

今回のことは一企業の事件で終わらせて風化されるのではなく、何か今から心のケアとしてできることがあると思い、これから活動していきます。

9.11ニューヨーク同時多発テロの時は
アメリカはプリジエクトリバティという国家プロジェクトを立ち上げ、心理カウンセラーたちがツインタワーのあったエリアに集結、マンション一棟に一人カウンセラーがいるといわれました。

あの時ニューヨークのグランドゼロに立った時のことが蘇ってきて、本当に苦しくなり、そしてその苦しさを何かを生み出す力にしたいと、強く思う気持ちに変わりました。

一人ではできません。多くの人の力が必要です。どうぞ皆様のご意見やご支援をお願いします。