〜どんな状況におかれても、やるべきことをやっていれば道はひらける〜

日本朝8時、マイアミは時差16時間で夜の19時。大きな試合を翌日に控えて選手がメンタルトレーナーともに自分の内面と向かいあう時間です。ズームで現地の選手と繋いでお話させていただきます。

この一年、スポーツ選手が置かれている壮絶な苦しさを多分多くの人は知らない。名だたる大会の中止、移動のたびの二週間の隔離(この間練習できない)企業のスポーツへの協賛撤退などのニュース。

どこに照準を合わせて、どんなふうに気持ちを高めていけばいいのか分からず、多くのアスリートたちが苦しみ、声すらあげられずにいました。スポーツしたい、試合を望むという言葉をあげるだけで非難されるのもおかしな話で、体操金メダリストの内村航平くんが発した「五輪ができる方法を考えてほしい」という言葉はとても常識的な最低限のアスリートのメッセージ。

そのためにその大会のために、壮絶な痛みや苦しさの中闘い抜いたアスリートがどれだけの人生をかけてきたか、きっと多くの人は知らないままアスリートを追い詰めている、傷つけている。

だけどアスリートたちは皆、反論するでもなくただ、粛々と練習に明け暮れ集中力を高めていく。心の糸が切れないように。希望を捨てないようにと、今を全力で凌いで、いつかくる試合を待ち望んでいる。

マイアミで開催されたテニスの伝統ある大会。「ATP1000 マイアミ」久しぶりの海外での大きな大会。マスターズ1000大会本選初出場。
緊張やプレッシャーもあるだろう。

だけどしっかり考えてやるべきことに全力を尽くす。

だから、私たちも時差を超えて、空間を超えてズームで顔を見ながらメンタルトレーニングをする。話しているうちに選手は自分で気持ちを整理して自分で答えを見つけていく。

メンタルが弱いからメンタルトレーニングをするなどという考えは一昔前のお話。いまでは、本気でトップを目指すアスリートや経営者は当たり前のようにメンタルトレーナーと契約している。

そして、飛び込んでくる嬉しい勝利のニュース❗️苦しんだ後の大きな一歩。試合の勝利だけでなく、心身ともに成長を感じられた大きな一勝‼️
ここから、まずは一つ一つ、出来ることを悔いなく全力で。

きっとその姿に、元気をもらうたくさんの人たちも出てくると思う。
やさぐれず、目の前のことを全力で、強い敵と戦えばきっと、もっと強くなれる。頑張れ!

全てのアスリート!頑張れ、コロナに負けるな!私たちも全力でサポートさせていただきたいと思っています。
*(内山選手はメンタルトレーニングをさせていただいていることを公開され、許可をいただき掲載させていただいています)

↓写真と記事はATPニュースから。うまくリンクが貼れないので写真でご紹介。とてもいい記事なのでぜひ検索してみてください😊