綾瀬はるかさんが、ウクライナ心のケア交流センター渋谷ひまわりにお越しになりました。いま、大切なのは戦争を【自分のこと】として感じられるか?どうか?NEWS23.8月14日の放送です.

綾瀬はるかさん。

日本では誰もが知る大女優さんです。そんな綾瀬さんが何度も渋谷ひまわりに足を運んでくださいました。

彼女はお祖母様が広島におられ、核の悲惨さを自分のことのように感じておられたそうです。

私も母が岡山にいて被爆者が近所に住んでいた話や、母の兄が2人も前の戦争で亡くなっていることなど、普段は思い出さない【自分にとっての戦争とは?】を感じる時間になりました.

TBS.NEWS23で毎年8月に放送されるこの特番で綾瀬さんが日本以外の戦争についてご取材されるのは初めてのことだそうです。

いま、リアルな戦争について語るのはウクライナの人にとっては楽なことではありません。

ウクライナ避難民の方の多くが取材NGと言われるのも彼女たちの強い痛みを考えれば頷けます。

だからこそ、ウクライナ避難民の人が渋谷ひまわりなら話せると言ってくださることは、ささやかに嬉しかったですし、今回も丁寧な取材をお願いしました。

取材のための特別なイベントや対応ではなく、普段のありのままの渋谷ひまわりを見てもらい、そこに綾瀬さんに入ってもらう。

インタビューも特別なことではなくて、ウクライナの人たちの本当の本音が話せる環境を私たちがサポートする。

もちろん、20分弱の限られた時間の中で、その戦争のほんの一部しか伝わらないことは承知の上で、それでも綾瀬さんが何度も足を運んでくださって、真摯に取材をしていただいたことは、また一つ、日本のウクライナ支援にとって大きな第一歩になって欲しいと願っています。

人間は慣れる生き物だけど、戦争に慣れるのは本当にいけないことだと思う。

それはどれだけ長引いても、日本から遠いところで起こっていたとしても、慣れは無関心の連鎖になり、その痛みすら感じられないようになる。それはきっとどこかで自分たちの大切な何かを確実に崩し始めて、しまう気がします。

この8月24日で、ウクライナの戦争よりも1年と半年になります。私のこれからの目標は、日本でウクライナの支援を風化させないこと。

そのためには、日本の人たちにウクライナの心の痛みを伝えていくこと。

それは壮絶な戦争写真や、ニュースに流れるミサイルで焼けこげる街の映像だけでは伝わらない、そこに生きていく人の心の痛みを、そっと日本の人に考えてもらう事.
これは心理カウンセラーだからこそ感じ取れる事もあるのだと思います。

もちろん、個別のケースの守秘義務はしっかり守った上で、だけどいろんな形で、その痛みがあるのだということを、伝えることを怠らない。

そんな小さな小さな日々の努力の積み重ねなのだと思います。
美しい笑顔の下に多くのウクライナの人が、深い傷を抱えています。

だからと言って、特別な同情や腫れものに触るような対応は返って失礼です。
私たちは、身近な隣人として、異国で生きる彼女たちに敬意を払い、できることをやっていく、続けていく事なのだと思います。

ウクライナの人たちも聖人ばかりではないからいろんな人がいますが、それでも、やっぱり、自分が信じた事を辞めない事だと思います。

ウクライナの人たちの居場所づくりはできたので、これからは仕事や教育など、日本に住む素敵なウクライナの人たちをたくさんの日本の人たちに紹介しながら、ひとつひとつ、進めていくことだと思います。

綾瀬はるかさんに、ウクライナの避難民の皆様をたくさんご紹介できたことは本当に良かったです。
謙虚で自然体でそれでいて、いろんな事に興味を広げたり、深掘りする知的な可愛い彼女が、ウクライナの今の戦争をどのくらい感じてもらえたのか?14日月曜日の放送をとても楽しみにしています。

ぜひ、ご覧くださいませ。
↓アイディア高等学院、メンタルトレーニング個別塾のウクライナ講師もインタビューを答えています。

https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=1889