こんなに時代が進んでも戦前と変わらない精神疾患への偏見や差別。人の意識が変わらないとどれだけ情報化社会になっても変わらない事が多いと感じます。私たち心理カウンセラーにできることを探しながらシェアします。
以下は本文からの言葉抜粋
統合失調症は身近な病気なのに、「ひとごと」だと思っている人が多い背景に、教育の問題があります。10代後半から20代が発症のピークなのに、日本の義務教育は保健体育で精神疾患を教えていません。私も含めた精神科医療の専門家で、中学の保健体育の教科書に統合失調症などの精神疾患を載せようと活動しています。一番最初に異変に気づくのは、もしかしたら本人かもしれません。「教科書で習ったのって、もしかしたらこれかな?」と。それが最大の予防になると思うのです。(長富由希子)