渋谷ハチ公前。戦争に反対する人たちが集まっている。渋谷はハロウィン、ワールドカップで、カウントダウン、不思議なくらい「いろんな人の想い」が集まる場所のようです。

心理カウンセラーとしてダイレクトに感じます。ウクライナ情勢を受けて、精神的に不安になる人が増えてきます。心のケアを担当する仕事として子どもたちのメンタル面もとても心配です。

その一方で周囲の大人たちが「攻撃は仕方ない」とか「ロシアとは企業取引があるから制裁なんてできない」という人も一定数いて驚きました。

いろんな理由をつけて、まるで今回の戦争を自分たちとは全く関係ないとばかりに目を瞑り、すぐそばで起こっている恐怖や将来の不安をなんとかかき消そうとしているようにも見えます。

これも一種の正常化バイヤスなのかもしれません。
自分たちの力の及ばないところで大きな何かが始まると、自分は大丈夫、関係ないと思うことでなんとか精神的なバランスを取ろうとする心理状態です。

だけどやっぱり、隣の国に戦車で乗りつけ、ミサイルで市民を焼き殺したらあかんでしょ、という当たり前のこと。

私が恐れるのはトランプ前政権もそうでしたが世界のリーダーたちが、それなりの体裁や倫理を踏み躙ることで、その影響を受けた人たちもみんな「力さえあればなんでもあり」という思考パターンに陥るってしまうこと。弱いから何されても仕方ない、踏み躙られても、殺されても、、弱いから、力がないから。

そして過激になった思考は力を求め、暴走すれば暴力にももっとひどいことにもなる。最近日本で起こっている通り魔や元カノとかを襲う思考だって自分のよりも力の弱い老人や女性が襲われる。

弱いから傷つけてもいいというなんでもありの思考が私たちから本当に大切なものを奪っていくのだと思いました。

そう思えば、渋谷に集まった戦争反対のメッセージはずいぶんまともな気がする。恐怖や怒りに支配されながらも、ダメなものはダメと言い続けることは今のこの時代だからこそ大切なことだと思う。

もちろんいろんな団体もいるだろうし、これを利用する人たちもいるのだろうけれど、、、。
まずは、戦争はあかん。

どんな理由があっても。
その国境を超えて1人でも多くの人がこの言葉を言い続けることが、これからの世界をギリギリ守るのかもしれないと思いました。

子どもたちが未来に希望を持てるような、そんな社会を私たちは残さなければいけません。前の大きな酷すぎる世界大戦から多くのものを学んだ私たちなのですから。

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