1月3日本日、ナショナルトレーニングセンターにて、テニス選手のメンタルトレーニングに行きました。
今月20日から今年最初のグランドスラム、全豪オープンが始まりますから練習はすでにかなりハードなもの。
2020五輪イヤーの幕開けですからもちろんですね。
メンタルトレーナーは、そこに選手の練習を拝見し、自分で課題を見つけて「もっとこうしてみたらいいのでは?」と提案する、それが大事なんですよね。
だってどうやったら日本代表になれるか?なんてどこにも答えが書いてはないのですから。
選手一人一人が芸術のような存在で、この世に一つしかない才能なのです。だからオリジナルで考えるしかない。
新年になって人生今までと違いをつくりたいと思っている人がきっとたくさんいるところ思います。
悩める若い人たちからそんなご相談がたくさんLINEで入ります。
だけどそれはアスリートのメンタルトレーニングと同じで「どうやったら上手やれるか?」ではなくて、まずは思いついたこと、やった方がいいと思うこと全部やり切って、そこで上手くいったものは取り入れて、上手くいかなかったことを修正する。
そしてまた全力でやり切って、また振り返りして修正するの繰り返し。そうしないと、今までと違う人生なんかにはならないんですよね。
イマドキのワカモノ的発想で多いのは「無駄なことはしたくない」「失敗するなら最初からやらない」うーん、わからなくはないけど、それでは、そのままでは、いつまで経ってもスタート地点にすらたてない。
とにかくなんでもいいから全力でやってみる!そして上手くいかなくて修正する!そしてやる!は、実はスタート地点に立つための大切なポールポジションなんですよね。
やる気が出ないとか、気持ちが上がらないというのは、実は怖さの裏返し。周りの評価を気にして人生を台無しにしていること。
自分の人生に対して失礼だと思う。人ってもっとすごい存在だと思うし、自分が思うほど自分ってしょぼい存在じゃない。
今の自分がしょぼいのは、全力でやり切ってリミッター外したことがないからであって、ちゃらっと上手くいく方法ばかり検索してもそこには答えはない。
本当に大切なことは、ウェブサイトに書いてない。「自分で体験して、達成して、自己肯定感を上げていく」ことなのだと思います。
すでにトップにいるアスリートたちにも「もっと全力で!もっと限界を超えて!」と、これから五輪に向けての最終選考に向けて最大のストレス耐性を楽しんでもらいます。
みんな怖さを超えて、1日、1日少しづつ強くなる。オリンピックも自分らしい人生も、一足飛びも、近道も、ましてや【上手くやる方法】なんてどこにもないんですよね。本当に。
夢を叶えるとか、今までとは違った人生なんて、今日のその人の生き方、過ごし方の向こうにうっすら見えてくるものなのです。
だからまずは全力で!頑張れ!アスリート!頑張れ!ワカモノ!頑張れ!