今日も朝からアルテムくん達とバレーボールの後、心のケアや教育支援とか、さまざまなウクライナの皆さまのご相談の時間を過ごさせていただきました。大型のイベントもどんどん企画されていて、いろんなお打ち合わせも立て続けです。

お休みなしですが、頑張ります☺️
先日、ある地方のメディアの方からご連絡いただきました。

その地域では花火大会が開かれていて、ウクライナの避難民の方をご招待されたのですが、花火の音に顔を顰めたり、耳を塞いでいる姿を見てとてもショックだったと、、、。

どれだけ普通に過ごしていても、ウクライナ避難民の方には、惨事ストレスという戦争体験があることを忘れてはいけません。
戦争体験は言葉でどうこうではなく、その強烈な体験によって、引き金となり、パニック状態に陥ります。

ある人は、大きな音、ある人は炸裂音、ある人は暗闇、ある人は光、ヘリコプターやサイレンの音、飛行機が飛ぶ音、、。音だけでなく、似たような景色、似たような風景、時には自然豊かな森や海でさえ、恐怖の記憶を引きずり出す恐ろしいものとなるのです。

多くの避難民の方がおそらく誰にも打ち明けることなく、このフラッシュバックに苦しんでいます。
突然、座り込んだり、悲鳴をあげたり、涙が溢れたり、、、。
しばらく心臓がドキドキして、立ち上がれない人もいるのです。

心理カウンセラーでなくても、出来ることがあります。それは驚いたり、慌てたりせずに、気分が悪くなった人を労るように、優しく見守ること。
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フラッシュバックを起こしている人を見かけたら、まずは安全を確保するために、座らせる。音に反応しているようなら窓を閉めたり、音楽をかけたりして、原因となるものから遠ざけます。

とはいえ、一度フラッシュバックが起こってしまったら、しばらくは平常心になれないので、ゆっくり見守りましょう。

「大丈夫、ゆっくり休んでください」を声をかけ落ち着いてきたら、お水などを差し出して「何か必要なものはありますか?」と声をかけてください。

ウクライナの人は慎み深い人も多いですから、大騒ぎしたり、本人が望んでもいないのに、病院や救急車をよんだりするのは返って本人達のパニックを増やします。

花火や大きな音がするようなライブなどは、事前に説明をして、途中で席を立てるような配慮をしてあげてください。
時には横になってしばらく休んでもらえるようなところも準備してもいいかもしれません。

かと言って、腫れ物を扱うように接するのではなく、彼女たちに敬意を払い、心からひとりの人として、静かに優しく見守ってください。
親切や価値観を押し付けたり、望まれていないお世話をしすぎないように、それも気をつけましょう。

してあげる!のではなく、ともに過ごす。やれることをやることができる人が、サポートするのは自然なこと。
かわいそうではなくて、頑張った彼女たちに心から敬意を示す。

日本のボランティアの方も今後はどんどんエントリーしてほしいと思っています。だからこそ、相手に敬意を払って、その上で、上からお世話ではなく、適切な距離を持つこと。

そのことをぜひお願いしたいのです。

⬇️ソフトバレーボール、みよ!この大接戦を!アルテムくん大活躍😊
⬇️今月のネイルはひまわりのお花を描いてもらいました。ウクライナの戦争が終わるまでこのコミットを続けます☺️