議員会館での外務省様をお迎えしてのシンポジウムを終えて、、思うこと。

5月のウクライナ心のケア交流センターの設立から約9ヶ月で合計52回の交流会やイベント。1000を超えるウクライナの方のご登録。
避難民の皆様の居場所づくりとしての私たちの役割はほぼ、達成できた気がします。

ウクライナ大使館様からも「その課題は交流センターさんに問い合わせてください」と今日もご連絡いただき、いろんな連携もますます盛んになってきています。 

そこで今後は、居場所づくりから一歩進んで、さらに日本での生活を丁寧にやっていけるように活動をより充実させていきます。

【教育】
たとえば中学高校生の年代の子たち。

高校の子たちは日本に来て学生が続けられない!日本語の受験、日本語の授業、しかもインターナショナルスクールに行くには莫大なお金。それは無理。だけど戦争で能力のある子達が中卒で慣れない仕事に探さなきゃいけない。こんなことあってええの?あかんと思います。

【就業】
仕事を探している人たち。

日本では人材不足。だけど文化や言葉の違いを受け入れる企業の姿勢も問われる。
ウクライナの若者たちは、単純労働の先にある未来が見えない。

祖国では弁護士や獣医師などの専門職に就いていた人たち。単純労働だから嫌というのではなく、その向こうにある希望が見えれば頑張れることもあるのです。

また戦争の心の痛みはまだ継続中で、大きな音や救急車の音に敏感な人たちもいますから配慮ある職場環境をお願いしたいと思います。

【心のケア】
心のケアに関しては、長期化を踏まえ、丁寧になサポートが必要になります。
日本語学校との連携や自治体との連携も必要かもしれません。

SNSやメタバースを活用したカウンセリングや若者の居場所づくりの展開で、地方で孤立するウクライナ避難民の方も参画して欲しい。

もちろんですが私以外にもウクライナ避難民のことを理解して、ボランティアで頑張ってくれる心理カウンセラーも新規募集しなければです。

【何をもってウクライナ支援?】
今まで、日本の各地の自治体や民間レベルであわせていろんなところで展開されてきた【様々なウクライナ支援イベント】なるものも、もう一度考える時期に来ていると思います。

各地域の気持ちのある素晴らしい有志の方がされているのはいいのですが、そのお金の使い方がびっくりするような人や団体に渡っていて、これではあかんと思うこと多数。

なので、教育や就業や心のケアにきちんと理解のあるお金の使い方を明確にしていく必要もあります。
官民合わせての情報交換をする気軽な会合を定期的に開きませんか?いいことも悪いことももっと横の連携を作れば、さらに支援のボリュームは加速していくと思うのです。

あとウクライナ避難民の学生を受け入れつつ、行き違いがあればメディアにネガティブなコメントする学校。
それ一番やっちゃダメなやつ。理解したり寄り添う気持ちがないなら最初から受け入れなければいいだけ。

当事者間トラブルは自分たちで改善するすれば良いだけ。

日本で避難民に比べると圧倒的に有利な立場でありながらそれができないとは思えない。真面目に頑張ろうとしている多くのウクライナ避難民の人たちの傷口に塩を塗るような事は本当にやめて欲しいです。

もちろん私たちも、個別案件ではいろんなことがあります。素敵な人もいればなんだかなぁの人もいます。日本の団体にも便利に利用されたり、面倒なことだけを押し付けられたり。お人よしの集団だと思われているのか?(なんの誤解か?)びっくりするような事言われたり。

だけどそれはどこの世界でも当たり前のこと。

だけど、渋谷ひまわりを利用してくれているウクライナ避難民の人たちには、私たちの存在は確実に、ゆっくりと、優しくて暖かいものになっていると最近はとても信じられます。

だから、一つ一つのごちゃごちゃには、とらわれず、かと言ってキラキラの理想にばかり目を眩ませず(避難民支援している人たちは自分の理想がストイックすぎてぶつかるように見えること多数。もっと柔軟でいいのになぁ)

私たちは地道でも、一歩一歩、足元を固めて、ウクライナの人たちの必要なことを、固定観念にとらわれず、民間らしくスピーディーに、自由に、楽しく!

そう楽しく!いつでも来たいと思う場所になりたいのです。
そんなふうにこれからも進めていきたいと思います。

そのためには私たちだけではなく、もっともっと日本の人達の大きな優しい力が必要です。

ウクライナの戦争をなんとかしたい!ウクライナの戦争に心を痛めている日本の皆様とも、もっともっとご一緒したいと願っています!ぜひ、全心連ウクライナ心のケア交流会センターまでご連絡くださいませ!

(こちらのメッセージも大歓迎ですが、お友達申請はメッセージをください)