日本テレビの24時間テレビ担当のプロデューサーから誠実なお電話でのご返事がありました。

24時間で流れたロシアの子どもの映像は、ライブで歌ったのではなく、3年前に世界のみんなが歌った映像が流れたものでした。

バックに流れるビデオチェックの段階でもう少し慎重にすべきだったと、責任者の方も認め、お心から謝罪をいただきました。

たくさんの映像の中でロシアの子が2秒含まれていたことも気が付かなかったと言うのが事実のようです。
ウクライナの人たちを傷つける意図もないし、ましてや政治的な意図もない。

そしてウクライナの人たちに不快な想いをさせて本当に申し訳なかったと、心からの謝罪をいただきました。

私ももちろん知らなかったし、おそらくウクライナを支えてきた番組のスタッフもこの映像にロシアの人が含まれていることすら気が付かなかった可能性も高い。

別にことさら、ロシアの子どもとウクライナの子たちを混在させようとした意図はなかったのです。

それでもこれがロシアのプロパガンダだとか、ウクライナの避難民を利用している政治的な意図だとかと騒ぐ日本人は、その認識が間違っていることを、正しく理解して欲しい。

そして、今回のことをことさら大袈裟に騒ぎ立て、批判する事は、子どもに対する二次被害の加害者になることも理解して欲しいです。

日本人支援者がそれをやっちゃダメでしょ。ネガティヴなデジタルタツゥーを今すぐに削除してください。

誰でもミスはあるものだし、ウクライナの支援をする人たちのミスをことさら責めるのは、日本に住むウクライナ避難民にとってどんな結果をもたらすのだろうか、とよく考えた上で言動を起こして欲しいと思います。

ウクライナの方には、本当にびっくりさせてしまったと思います。
そのくらい驚き、怒りと不安と恐怖に駆られたと思います。

その痛みはほんとに理解できます。

いくらミスとはいえいろんな不安や思考が頭をよぎりましたよね。だけど本当になんの意図もないので安心してください。
きちんと謝罪もありました。

そして、本当に番組スタッフの皆様が、ウクライナのことを真摯に考えながら作った事は本当のことなので、そこは信じて欲しいです。

ウクライナの支援は、今後日本の中でも忘却との戦いになるのだと思います。

ウクライナ支援に関心が薄れていく中で、少しでも今後の支援につながるように、番組のスタッフはたくさんのエネルギーを使いました。

手痛いミスはあったけれど、そこに集う多くの人たちの気持ちそのものを否定してはいけないと私は思っています。

そして日本でウクライナのために頑張ったアメリアちゃんはじめ多くのウクライナの子どもたちは、心から労い、讃えてあげてください。日本の多くの支援者から、感動のメッセージもたくさんいただいています。

事実が確認できたので、私はその事実をコルスンスキー駐日ウクライナ全権大使にご報告したいと思います。

番組責任者の方からは明日、書面にて正式にお詫びのご連絡を頂きます。
とても誠実にご対応いただいていることを、ここに皆様にご報告いたします。

そして、ウクライナの皆様には、テレビ局責任者の方からいただいたお詫びのメッセージについて、またお伝えさせていただきます。

どうか今回の事でウクライナの人たち同士や日本人が批判しあうことがないように、冷静さと大きな心で事態を把握してください。

多くの人たちの理性と、優しい気持ちを私は信じたいと思います。