朝起きるとホテルの部屋からエッフェル塔が見えるのは、パリっ子でなくてもテンションが上がる。あらためて人が作った建造物は、単なる物ではなくて文明の進化の歴史と、それを愛する人々の想いが詰まっているのだと感じます。

今回ご一緒したスタッフは、パリが初めて!ということもあり夜の空き時間に、ご本人のご希望もありムーラン・ルージュのショーをプレゼント。いつもお仕事頑張ってくれてありがとう、の気持ちを込めてです。

私が前に来たのは実に20年くらい前。

名物のフレンチカンカンは健在でしたが、それ以外にはショーにいろんなアレンジが加えられて、なかなかの進化を感じます。
パリの街中は観光客が多い印象はなかったですが、ムーラン・ルージュは超満員。

つめこみすぎ?と思うくらい狭い相席で、高額チケットもサービスは水しか出ないという人たちも。
時を経ても全く廃れない恐るべきパワーコンテンツ!ムーラン・ルージュ。

キャバレーというカテゴリが世界中で廃れても観光スポット✖️ショービジネスでさらにパワーアップしてしていました。

トップレスで踊り子さんが踊る以外は、特にラスベガスや他のショーととかとも変わらないのですが、やはり演者さんたちは美しく技術も高く、最高峰の場の主役というプライドに満ち溢れていて最高にキラキラしていました。

劇場を出るとたくさんのタクシー。

最近はUberの台頭で正規のタクシーの失業が相次いでいるとパリの人たちに聞いていたので、なんとか正規のタクシーを利用しようとしたら「ホテルまで50€」という。来た時は25€だったけど?と言ったら「お前は運転手じゃねーだろ!」キレられた(笑)

結局Uberを頼んだら、とてもサービス良くて12€でした。言葉通じなくても目的地まで行ける。最高です。
これでは、すでに正規のタクシー自体が終わってる。ていうか、信用第一のタクシーが観光客相手にぼったくるって??

伝統あるキャバレーとタクシー業界、守るべきものを守りながらも時代に合わせて進化しなければ生き残れないのは、世界中どこでも同じかもしれません。
今から新幹線でジュネーブまで向かいます。ホテルからリヨン駅まではもちろんUberを使います。