私のパリ訪問は2回目で、前の時はアメリカとの心理カウンセラーの制度の違いや実際に教育、子育て、心のケアについて現場で学ぶ機会でしたが、今回はウクライナ避難民についてのサポートと、心のケアについて考える機会となりました。

観光客で溢れる凱旋門もあらためて訪れてみると、フランスという大国の戦争の歴史とレクイエムに満ちていて、芸術的な美しさに感動する一面、国家とは何か?人とは何か?

なぜ戦争がおこらなければならないのか?を深く考える機会となりました。

フランスに避難しているウクライナの人たちは11万人。もともとフランスでは移民が多いため比較的政府の対応はスムーズなようですし文化もアジアよりは、ウクライナに似ているとは思います。

ただ、戦争終結の目処が立たず、先行きの見えない中で、ウクライナの子供たちの教育や仕事の就業など多くの課題は、日本同様かそれ以上にあるのではないか?と感じています。

パリの街並みがウクライナのキーフに似ているとイリーナさん。

ウクライナの人たちと接していると故郷への想いが常に伝わってきて胸が痛いです。
何を見ても故郷を思い、
自分たちの存在を常に感じて生きている。

そんな中でも、前を向こうとしているウクライナの人たちを心から尊敬する。
終わらない戦争はない。

いつか、ウクライナにも平和が訪れて、凱旋門のようなシンボルもできるだろう。
だけど、私たちは【今を生きている】から。

今の目の前の人たちの心によりながら、過ごすことの大切さをあらためて感じた1日でした。

戦争で乱された一人一人の人生に、なんとか、人の力でサポートできることをこれからも考えていきたいです。

私のヒストリーとしては乳がんの手術から6年。体力は戻りつつありますが脚が痛くて、すっかり歩けなくなったので、道中も休みつつ、フットマッサージ受けつつなんとかイリーナさんたちにサポートしてもらいつつ頑張っています☺️
本当に多くの人の力で生かされているなぁ、私、、。

明日は朝から日本に向けての難民フォーラムの会合に参加した後、新幹線でスイス、ジュネーブに入ります。頑張るぞぉ!