鬼滅の刃、テレビ放送分のお話ラストです。もう鬼滅でお腹いっぱいの人、ネタバレNGの人はスルーお願いします😊

コロナ禍で休みだった学校の登校が始まって学生の方のカウンセリング依頼が一気に増えた。中学、高校、大学まで、広い世代。いずれも有名進学校の生徒。

勉強しんどい、だけど勉強はなんとかなる。問題なのは人間関係。友達ができない、無視される、自分から話しかけるのは緊張する、、、。

それでも頑張って明るく振る舞って笑顔で友達と語り合い、家に帰るとどっと疲れて、、ああ、もう学校行きたくない! 勉強に人間関係に今の子たちは本当に大変な気がします。

もちろん自意識過剰で失敗が怖くて、自分の課題も多いのだけど、それでもそんなに気合入れないと学校という場所は大変なのか??
あまりに頑張りすぎる子どもたちに、もっと肩の力抜いてー!と声をかけてあげたい。

鬼滅の刃では、ヘタレなヒーロー我妻善逸が大人気です。ある人気投票では努力家の主人公、竈門炭治郎よりも人気なのだとか。
先日放送された【機能回復訓練】回でも

「努力するのが苦手です。地道にコツコツなるのが一番しんどい。俺たちって本当にダメだなって思います」

なんてダメセリフを吐きまくりで、そんなダメな善逸にイラついて蹴飛ばしたくなるほど、共感できます😅

努力するのってしんどいですよね、だけど物語のヒーローはなんなくそれをやってのける。私たちも懸命に努力してるんです。だけど現実はうまくいかない、ということを心の深いところで感じている人も多いのでは?

なのに、、
しんどいけど、しんどいって言えない。
弱音を吐きたいけど吐けない。 

そんな頑張り屋さんこそが、このヘタレなヒーローの我妻善逸を好きになるのかな?と思います。
ところがこの善逸、いつもはヘタレだけど、気を失ったらすごい力を発揮する⚡️のです。

なんてまるでリラックス状態でゾーンの状態に入ったアスリートたちのように、寝ている間に鬼とかガンガン倒しちゃう!
ゾーンとはリラックスしてまるで自分ではないようなものすごい力が発揮される状態のことをいいます。

だからこそ善逸の物語も、本当にそんな事もあるのかな?と少しワクワクしてしてみてしまいます。

そして、普段はヘタレだけど実はむちゃくちゃ強い!というところがヘタレヒーローの人気の秘密。最近のアニメはヘタレヒーローの方が主流なんて言われていますが、それだけ弱音を吐けない環境何多いのでは?と推測します。

ちなみにアスリートたちも、どれだけゾーン状態に入っても普段トレーニングしていない力は発揮できません。善逸も泣きながらもおじいちゃんに鍛えられたことこそが、彼の華麗な技である⚡️霹靂一閃⚡️を作り出しているのです。

なんだ、結局、努力したことしか身に付かないのか?と少しがっかりしますが、ヘタレで泣き虫な善逸は仲間たちに支えられ、しのぶさんに手を握られおだてられ、見事に機能回復訓練を完了します。

泣きながらでもなんでも、やったことはどちらにしても、自分の人生にちゃあんと返ってきますからね。
その後善逸は禰󠄀豆子ちゃんを守るためにもどんどん逞しくなっていきます。

ネガテイブで愚痴っぽいのは相変わらずですが、、、。
弱音を吐いて強くなろう‼️

私がアスリートたちのメンタルトレーニングをする時にいつも伝える言葉です。
無理しなくていい、怖いよ、逃げたいよ、って言ってもいい。

だけどそれまで自分が嫌々ながらもやってきたことは必ず何かの形になって、自分を支えてくれるから。

学校で頑張りすぎる子どもたちには、
少しづつ自分の弱いところをチラ見せしながら、それをわかってくれる仲間を作れたらいいね、と伝えています。