今日はSNSカウンセリング協議会が開催する、ウクライナの避難民の方への勉強会をトラウマティックなストレスへのケアの第一人者である兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 特任教授冨永先生にご講義をいただきました。


SNSカウンセリング協議会の社会部会の部会長の京都大学杉原教授のご紹介から始まった冨永先生の勉強会はとても深く、わたしも改めて戦争という大変な出来事がいかに深く私たちの心に傷をつけるのか?ということを知る機会となりました。

緊張感が解け、安全を感じた時に改めて恐怖を感じること、親が戦争ストレスを感じるとまだ生まれていない子どもたちにも影響していくこと。知れば知るほど、人為的に仕掛けられる戦争というものの罪深さは災害とはまったく違うレベルで人間を蝕んでいくのだと思いました。

私たち心理カウンセラーにできること。それは一人一人にしっかりと寄り添いできることを全力で、自分のやり方や心理的技法を押し付けるのではなく、長期的にサポートし続けることなのだと思いました。

東日本大震災の時は11年の間メンタルサポートを続けてきた私たちのチームですが、今度のウクライナサポートはもっと長いスパンになるのかも知れません。多くの人々の力を借りながら、これからやれることをもっともっと探していきます。

素晴らしい研修をいただきました富永先生そして杉原先生に心よりお礼申し上げます。

↓私たちの心のサポートを手助けしてくださる在日ウクライナのイリーナさんと息子さん。子どもたちの笑顔のためにも頑張りたいですね。