大阪地元の私としては単純に嬉しいです。そしてとっても懐かしい。

私は1964年東京オリンピックの年生まれ。だからオリンピックの記憶はありません。だけど前回の1970年の万博の記憶は残っています。当時は私は6歳。一度だけ行った家族での万博は、ものすごい人で、時間をかけて並んだ水飲み場で3歳の弟が迷子になり大騒ぎ。華やかなパビリオンよりそんなことばかり記憶が鮮明で笑えます。シンボルだった太陽の塔は子どもの私にはなんだか理由もなく怖かったのを覚えています。今は芸術だとわかりますけどね。

ただ、あのころの高度成長の高揚感は無意識に自分に刷り込まれているのを最近自覚します。科学や技術で未来がきっと良くなると信じていたあの頃。

今の子どもたちに未来を信じて、今を生きれるだけのワクワクした世の中を私たち大人は提供できているのだろうか?と思います。
前と同じオリンピックと万博の流れが今また再現されようとしている日本。

だけど、高度成長で育った私たち大人のノスタルジーではなく、その高揚感を知らない、今の子どもや若者たちが自分たちの未来に希望や喜びが見出せるように、新しいワクワクを作り出していければいいのにと思います。

科学と自然、
成長経済と精神的な豊かさ、
テクノロジーと人間、

共存とバランスを作り出す新しい世界を生み出す力が今私たちには求められている気がします。

私も大阪のため、関西のためにできることを、何かやってみたいと願っています。