心理分析を受けるのって本当は、とてもハードなことだ。私もニューヨークの30年担当してもらっているカウンセラーにセッションを受けるとき、今でも緊張して、指先が冷たくなる。 
別に、自分の内面などオープンにしても平気❣️と思っていてもやっぱりドキドキするものです。

だからテレビ番組で心理テストをしたりするのって、両面あると思う。
良い面は、その人たちのファンの人たちに普段は見えないそのタレントさんの一面が見えることでより好きになったりすること。

また、今まではあまり興味がなかったタレントさんでも内面を見たことで、自分と似ていたり、意外性で好きになったりすることもある。
心理学やカウンセリングなどはわかい人に人気なので、心理カウンセラーの立場からすると心理学をより身近に感じてもらえる啓発活動にもなる。

リスクとしては、やはりタレントさんに少しだけ心の負担をかけるかもしれないということ。もちろん私が担当させていただく番組はわかった上で事務所もご本人も承諾してくださっているので、もともとは心理テストがお好きなところがあるようだ。

今回も、蒼井翔太さんは「とにかく楽しくてこれが仕事でいいのか、と思うくらい心理テストが好き」とおっしゃっていた。梅原裕一郎さんは落ち着いたイメージがあるけれど、本番の間にお話しすると素朴でシャイな好青年であることが感じられる。2人とも声優界の素晴らしいホープだ。

そして少しお兄さんの豊永さんが、鳥肌立つような素晴らしい仕切りで、番組を進めてくれる(番組への貢献度を私と分担すると、彼がコース料理全て賄うシェフで私はお水のお代わりを入れるウエイトレスさんくらい違うのです)

一昔前は、心理分析といえば、嫌がったり全力で否定する昭和男子も多かったことを考えると、【関ジャニ∞のジャニ勉】を鑑みても、今の男子は、心が柔らかくてそしてみんな優しいな、と思う。
優しいからこそ、相手を気遣うし、だからこそ疲れる時もあるかもしれない。

そして、そういう方々と、心理テストなどをご一緒していつも思うのは「本当に全力で頑張ってるなあ」ということ。
真面目で努力家で心配りも溢れていて、夢に向かって全力で羽ばたいていく心の姿が浮き彫りになる。 

その時に、私は思う。
本当に頑張ってるよね❗️と。

夢を持って走る人のストレスを感知しても、それで弱味のようにそれを指摘はしたくない。みんなの夢を与えるための笑顔が彼らには似合うから。

だけど、少しだけ、その人の心の深いところにある、キリキリに巻きすぎた時計のネジをゆっくりとゆるめるきっかけになれば。
あなたはまたまた未知なる才能で溢れているから、迷わず進んでいってほしいと、伝えられることができたら、、、。

心理テストの長い一日を終えて、私の心に残るのは、彼らへの指摘でも同情でもなく、たた、ただ、シンプルなリスペクトのみなのです。
「ご活躍を、本当に陰ながら心からお祈り申し上げます」と、最後に、本気で頭を深く下げて私はスタジオを後にしました。

30歳近くの年下のオトコノコではあるが、みんな本気の素晴らしいプロフェッショナル‼️芸術分野のトップアスリートだ❗️
表現のお仕事は精神的にタフさが求められる。だからどうか輝いて、若い才能たち。ただ、心からの応援の気持ちだけが最後に残って一日を終える。

皆様もぜひ、心から応援してあげてくださいませ。