先日、たまたま通販で見つけてたまらず買ってしまった鞄。野球ボールのデザインが会社でも大好評。
最近また野球熱が上がっていました。草野球に参加したいなあなんて、、、。

そんな時に聞いた水島新司先生の訃報。私にとって、私たちの世代にとって野球といえば、水島作品だった気がします。
子供の頃から少女漫画よりも少年漫画が好きでした。宇宙戦艦ヤマトみたいなSFとか、ドカベンなどのスポーツ漫画とか。

水島新司作品の影響で、中学の頃から高校野球が大好き。大阪の実家から一人で甲子園に行って、一人で勝手にお気に入りの高校(特に母校とかではなく事前に新聞や雑誌でチェックして応援するチームを決める)を見つけては、アルプススタンドで一人で応援していた。

中学生が一人でそんなことしていても当時は本当に安全で、アルプススタンドの大応援団のお兄さんたちの迫力に、少し怖がりながらも楽しく応援していたな。今にして思えばきっと身内だと思われてたのだろうと思う。そして1日何試合も見て家に帰る。夏の甲子園で真っ赤に焼けて帰ると親は半分呆れていましたね。

高校になって憧れの野球部のマネージャーになりました。家族の反対で泣きながら途中で辞めてしまったけど、それでもその経験は今では私の大きな財産になっていると思うのです。

阪神の桧山選手がアイディアに来られた時、甲子園のお話しを聞けた。

高橋由伸元監督とアイディアでトークライブをさせていただいた時、高校野球の時のお話をさせていただいた。
野球選手たちは昔も今も子どもたちのヒーローなのですね。

一番好きなピッチャーは後にも先にも、ドカベンの里中智くん。
そうそう、ドカベン里中くんのアニメの声は、神谷明さんでした。神谷さんが一龍斎春水先生とともにアイディアに来られたときも本当に心が震えました。

水島先生の訃報はとても悲しく寂しいですが、私の周りもネットもこんなに多くの愛に溢れています。先生の作品に感化された全ての人が先生の作品の教え子だと思います。

作品の中の登場人物たちの躍動的なキラキラした姿は、幼い私たちの心の支えとなり、やがて人格の一部となり、スポーツ選手になったり、ジャーナリストになったりクリエーターになったり(稀にですが心理カウンセラーになったりして)社会を支えるたくさんの力となって、世の中に拡散し続けています。

ひたすら野球をするだけのストーリーに、仲間がいて、自分の可能性をどんどん超えて全力を尽くすというシンプルな強さ。そこにある生きる力、自分や仲間を信じる力。

私たちもその力を、次なる子どもたちに伝える努力を始めてみたい。
課金アイテムも回復魔法も通用しないリアルな現実の社会で、生きていく心の力を伝えていこうと思います。