東京大学名誉教授の養老先生のお話はとてもユーモアに溢れ動物の癒しを感じる素敵なお話しでした。また東京農業大学の川嶋先生のお話はとてもダイナミックでワクワクしました。

今日は動物介在教育、療法学会にお招きいただきました。養老先生と同じ日にお話しさせていただくなんて本当に光栄です。私の時間では、動物介在教育、療法をテーマにアイディアヒューマンサポートサービスの活動をお話しさせて頂きました。

アニマルセラピーをアメリカグリーンチムニーズで学んだのはもう30年以上前、2004年には設立者サミュエルロス博士を日本にお招きし、以来、毎年心理カウンセラーたちの教育としてアメリカニューヨークのグリーンチムニーズにて研修を行なっています。

今回は文部科学省、厚生労働省の皆様とご一緒でした。文科省は国が展開する不登校のサポート活動と、厚労省は高齢化と保険医療についてのお話しをいただいたあとでしたので、私は若者たちのLINE相談とアニマルセラピーの関連についてお話しました。

最近の子どもたちは【自分と向き合う力がそもそもない】ので自分の悩みやストレスをうまく話すことができない。その意味では気軽で自分のペースでできるLINE相談はとても大切な子どもたちの拠り所。そして、アニマルセラピー的な教育プログラムは、コミュニケーション再構築し直す絶好の機会になると思います。

つまり、SNS 相談とアニマルセラピーはその療法で今の子どもたちの心の形にしっかりと沿っているということなのです。実際にフリースクールなどの生徒さんは私たちの動物介在活動にとても積極的だし、有料老人ホームでは参加者さんが毎回、私たちカウンセラーが訪問することをとても心待ちにしておられます。

もっともっと社会において、これからのメンタルヘルスの新しい枠組みができたらと心から願っています。

最後は文科省、厚労省、私たちも動物介在を学ばせて頂いている的場教授とともにパネルディスカッションにも参加させていただきました。まだまだ教育も医療介護の分野でもこれからの取り組みですので、今後の展開が楽しみです。

アニマルセラピーは日本でどうしてもボランティアの域を出ないと言われていますが、行政でできること民間で出来ることをしっかりと考えながら、本気でしっかりと進めていく人がいればきっと、いい形になるものと私は信じています。

今回お声がけくださいました、総座長の東京福祉大学の佐野先生には本当にお世話になりました。素晴らしい機会に心より感謝申し上げます。