昨夜、ニューヨークの岡田先生に学ぶ世界の心のケアの講座が始まりました。
岡田先生からニューヨークの様子をお伺いすると、開口一番に今はデモが続いていて非常に緊迫した状態であると言うことでした。
差別はみんな頭ではいけないと言うことがわかっていても、自分の中にある価値観から派生するからどうしても無自覚になりやすい。
そしてストレスやいろんなことをきっかけに暴力的な言動にまで発展します。
それもまた人の心。
なぜアメリカでは警官による黒人への暴力がなくならないのか?
アジア人へのコロナの偏見がどうなのか?
日本では、自粛警察という暴力的な行為をどうして止められないのか?
もう少し心理学的に考察し、世界の心理学者やカウンセラーたちが少しでも暴力的ではない社会へ変えていくために、何が自分たちにできるのか?を考えていくことが必要なのだと思っています。
まず、私ができることはコロナ禍の中での被害者への差別の改善を本気で行って行くこと。
多くのカウンセラーたちが、関与先の企業や団体で、コロナの感染者やその疑いのある人たちに差別をなくすような研修や呼びかけを行うことなら明日からでもできます。
セクハラ、パワハラの講義と並んで、コロハラの講義を聴くプロであるプロフェッショナル心理カウンセラーたちが行うのです。
差別の多くは無知や人権意識の教育のなさから生まれることも多くあります。
だから悪気なく人は差別をしてしまう危険性があるのです。
私たちは東京の大学でアカデミックハラスメントを防ぐ教員、スタッフへの研修を定期的に行っていますから、教員分野にも同じような伝え方をしていく必要があるのかもしれません。
混沌とした時代の中で、少しでも小さな光でも、暗闇を照らす役割、それがプロフェッショナル心理カウンセラーなのだと信じています。
↓わかりやすい動画見つけました。心理の分野もこういう身近に感じるメッセージが必要なんですよね。