恋愛、夫婦、私たちが信頼をおいて愛を語りたい相手それらを総称してパートナーとよびます。
思春期のSNS相談には、恋愛の悩み、性の悩みが溢れています。

またコロナ禍において浮気や不倫は増えており、ストレスと不倫の心理状態の関係性も裏付けされています。
にもかかわらず、相談の専門家である心理カウンセラーでも日本ではその相談のトレーニングを受けることは多くありません。

だからパートナーシップの相談の時には「あなたの気持ちはどうなの?」とか、「彼は何をしているどんな人?」と言う質問に時間を使ってしまいます。
実際には「気持ち」を聞かれても複雑すぎて曖昧すぎて答えられない。
「好きは好きだけど苦しいし、恨みもある」と言うのがむしろスタンダードな感情だし、彼がどんな人で何をしていようと、経済的なレベルは理解できてもコミュケーションや思いやりのレベルは測れない。

なので、ポイントは「リレーションシップ(相手との関係性)」をしっかりと聴くこと。
それには、こんな質問が有効です。
「あなたは彼のことを●●だと思う」
「彼はあなたを●●だと思っている」
のところの●●を埋めてもらうのです。

そこには、その人自身の大切な、恋愛やパートナーシップにおける価値観が隠れていて、そこからその人の希望や適切な関係性が見えてきます。
恋愛に限らず会社などでの人間関係も同じです。うまくいかないと思う場合や相手とは「相手を変えようと思う」のではなく「関係性」を変えることにエネルギーを注げば大体のことはうまく行ったりするのです。

関係性はその人が使う少しの言葉や態度で変化を作ることができます。
相手を変えようとしてイライラしたり、なんでもっと優しくしてくれないの?と思う前に、相手との関係性に焦点を当ててみたら、人間関係は案外楽しいものになる。
そして健全で幸せを実感できるパートナーシップを築いていけるのだとおもいます。

今日から、パートナーシップを深く考えサポートする心理カウンセラーのための新しい講座が始まりました。今回はケースカンファレンスに、グランドジャンプに掲載中の「セックス依存症になりました」の津島隆太先生をケースカンファレンスのゲストにお迎えして、大切な「パートナーシップと性とココロ」について考えていきたいと思っています。カウンセラーでなくても思春期の子を持つ親や、パートナーとの関係性をより良くしていきたい方などぜひご参加ください。

今からでも間に合いますのでぜひ多くの人に伝えてあげてください。
https://www.idear.co.jp/dependence-romance/