61歳。私とたった3歳しか違わないことに驚きます。優しい笑顔とお声がけが昨日のことのようです。

私が初めてテレビのレギュラー番組で心理テストのコーナーを持たせていただいたのは、【いつでも笑みを】という関西テレビの番組。

私はその年、自分で一生かけて心理お仕事で生きていく!ときめてアイディアヒューマンサポートサービスという自分の会社を立ち上げたばかりで、テレビのスタジオ収録も初めてなのに、朝の生放送。

主役は、頭の回転の速さに置いては日本の芸能界でもダントツの上沼恵美子さん。

そこに渡辺徹さんや多くの主演者の方が、朝から明るいトークを繰り広げ、毎週来られるゲストはいわゆる超大物!と呼ばれる方々ばかり。
まさに、一流オーケストラの中に、小学生がピアニカもって参加しているくらいの違和感と日々驚きがありました💦

出演者の皆様とても優しくしてくださいましたが、その中でも渡辺徹さんの頼りがい安心感は、ほんとに毎回助けられました。いつも安定のあの笑顔で番組のみんなを盛り上げてくださっていました。

舞台が元々大好きな私は、舞台の方が来られると静かにテンションが上がりました。ご縁で渡辺徹さんの舞台にも行かせていただき、楽屋で楽しくお話しさせていただいたのが昨日のことのようです。

毎週いろんなビックゲストが来られるこの番組でも、やはり舞台好きな私が印象に残っているのは、中村吉右衛門さんと宮本亜門さん。

吉右衛門さんに心理テストさせていただくのはとても緊張しましたが、誰よりも楽しんでいただけたのは本当に良い記念になりました。お亡くなりになった時は胸が痛みました。

宮本亜門さんはお会いして時の凛とした印象が舞台の雰囲気のままでした。

がんを宣言させて、今なお一線で頑張っておられる姿は、同じがん患者としてとても勇気をいただいています。私もがん宣言しても頑張ります。お互い頑張りましょう!と勝手に連合軍です(笑)

当たり前ですが、どんな人でも病になるし、寿命がある。どんな偉業を残しても、お金それは避けられない生命体としての当たり前のこと。

わかっていても自分の病はつらいし、優しい思い出を持つ人とのお別れはとても悲しい。命の終わりは突然来ることもあれば、徐々に病が身体を弱らせていくこともある。

だけどそこから目を逸らして怖がるのではなく、それをしっかりと知ることで、1日1日の自分の人生の価値をしっかりと確認する方がずっと大切な気がするのです。
舞台の人は、その光が一筋になっても舞台に生きている。私は、自分がその光をどんなふうに使うのだろう?と改めて考える。

その答えはまだ出ないけれど、考えてみたら、誰にでも与えられている有限の人生をどう有効に使うか?という選択を私たちは毎日くりかえているのですね。
寒い冬が来る。

ウクライナでは今、多くの命が暖かいものを欲している。
今、自分にできること。それは行動を起こすことで助けられる命があるかも知れないということ。
かつて私が舞台に、力をもらっていたように、私も誰かの力になりたい。

それができる毎日を過ごしていることは、なによりも幸せなこと。 
今日の私の選択は、私にとっては正解だと思える。そして私に一筋の光が訪れた時に、誰かの優しい記憶に残ればそれはとても嬉しいことです。

✴︎Facebookでお亡くなりになった方のことを取り上げるのは、いろんなとられ方もあると思います。だけどその人が存在したことを、そのお出会いと私の記憶の中でしっかりと留めておくためにあえてまとめてみました。心よりご冥福をお祈りいたします。

↓写真は一部は公的に上がっているものを使わせていただいておりますが、関係者の方で良くないと思われる方がおられたらご遠慮なくダイレクトメッセージにご連絡ください。