アイディアに来てくださった時に、
「今後の目標は?」とお聞きしたら「火星に行きたい」とおっしゃられていました。
火星を知ることは、地球の将来を考えることであるから、と。
銃を描く時はおもちゃの銃ではなく、免許とって本物の銃を所有して、それをモデルに描くと、、。
「なぜそこまで?」とお聞きすると、「形は描けても、おもちゃでは重さは描けない」と。
アリゾナの砂漠で火星を描く。
暑さや乾いた感じを描くには、写真だけ見てもダメなんだと。
静かな語り口調の中に溢れるプロフェッショナルとしての深い深い洞察に、心が震えました。
私よりも歩くスピードも早く、夜遅くまでご一緒しても、帰りの車の中で居眠りすらなさらない、溢れる生命力に限りない敬意を心から感じていたものでした。
縁をいただいき、私の夢を叶えていただいた一龍斎春水先生の心の痛みも併せて慮るともに、松本零士先生は星になって私たちを見守ってくださるのだと、今日は、涙の一日。
どうぞ安らかにお眠りください。
これからの地球は、私たちが全力で守っていきます。