朝、出勤すると、アイディア高等学院の生徒の1人が、カフェ風デスクの場所に座っている。

生徒を見つけたら必ず声をかけます。

「おはよう!今日はどうした?(週に一回の)メントレの日だっけ?」と声をかけると「いえ、家にいても暇なんで自習しに来ました!」

おお!なんと!ずっとお家大好きでアイディアに来る前の学校では長い間学校に行ってなかったときいたのに!入学わずか2ヶ月でこの変化!

「そうなんだ!すごいぞ!」
「SくんとHさんも来るって聞いたから、、、」

なんと!なんと!リアル友達ができている!すごいぞ!さては前の全校登校日(月に数回みんなで集まる日)にライン交換したんですね!みんなシャイで優しい子たち。

うちの学校ではいじめはもちろん相手を否定したりマウント取る言動もNGです。

その代わり、お互いを褒め合うゲームをしたり、心からの賞賛を送る。

それが、生徒たちの心理的な安全性を作っているのがわかるのです。

そうすることで、子ども達がイキイキと本来の自分らしさが表に出てくるのです。

今の子どもたちの人間関係って結構難しくて、通学型の学校では、ちょっとしたことでいじめられたり仲間はずれにされたりするんですよね.

優しい子、おとなしい子、個性的な子はすぐにターゲットにされる。

シャイで声が小さいから、というだけの理由でとか、お風呂に入ってないからとか、小さな些細なことが、仲間はずれのきっかけになる。子どもは集団になると無意識に残酷になれる生き物だからです。

通学式の学校では日々こんな居心地の悪さを上手く器用にこなすことが求められる。

だけど、元々実直で不器用な子もいる。

不器用だからと言って何も悪くない。何も間違っていないのに、居心地が悪くなる。

昼休みに1人でご飯を食べなければいけないだけで苦痛で学校にはいきたくなくなる。

だから、オンラインゲームやSNSのゆるくて自分の本質を曝け出さない、距離の遠い関係が心地よい。

心が深く通わない寂しさはあるが、傷つかずに済むからです。

通信制の高校は単位さえとれば自宅で勉強して、スクーリング以外は学校に来る必要もない。なのに、みんな積極的に来る!

毎日来る!家から出れないって言ってた子まで毎日電車に乗ってやってくる。

スポーツなんかしたことない子達が、ゆるふわバレーボールに乗馬に積極的に参加する。どゆこと?

ほんとはね、リアルな友達が欲しいんだと思います。

それができない環境だから、ゲームで友達作るしかないんだなぁと。

だから、リアルな友達が増えればそれだけで自然とゲームの時間は短くなる。

本当はみな、もっと学生らしいことやりたいのです。

自分と同じ柔らかいテンションの優しい友達ができるならそれが1番いいのです。

⚪︎⚪︎障害、⚪︎⚪︎症、学校にいけないたくさんの理由を診療内科でつけられて、親元子どもも自分たちがまるで価値のない存在だと勘違いして苦しんでしまう。

だけど、集団の通学学校に行くことは、将来の可能性を広げていく手段の一つであってゴールではない。人生のマストでもない。

そしていつの時も、手段はいろんなルートがあることを大人は知っているのです。

部活、課外活動、そんなところからスタートする学校生活があってもいいと思います。

友達できて、みんなが毎日楽しそうに、学校に来て、教科書ひらけばそこから全てが始まります。

午前中に集中して、今日の分の勉強終われば、メンタルトレーナーと一緒にお昼をワイワイ食べて、ゲームの話やアニメの話で盛り上がりそれでもまだ時間はたっぷりあります。

バイトに行く子、大学の受験勉強に取り組む子、声優学校に行く子、ゆっくりと渋谷から代官山まで散策する子。

それぞれの未来を尊重しあい、語り合う仲間づくり。
環境が変われば子ども達はすぐに変わる。

子どもたちの心は柔らかい砂のよう。
カラカラに乾いて才能の種があっても決して発芽しない。

本当は素敵な花が咲き実のなる種なのに。

その砂に【受容】や【承認】といった水が染み込み、あざやかな若葉がぐんぐんと陽の光に向かって伸びていくような、そんな生徒達を目の当たりにして、私は今、人間が持つすごい可能性に心が震える毎日です。

☘️アイディア高等学院は365日朝10時から夜10時までオープン。

一人一人生徒全員に専属のメンタルトレーナーがついて卒業までサポートします。

https://ideargakuin.jp