今日は第一回能登半島地震の支援&心のケアミーティングを開催しました。

全国心理業連合会の北陸支部であるカウンセラーカレッジ石川の森先生と、アイディアヒューマンサポートサービスの富山校代表の野末先生と被災地の様子をお伺いしました。

石川県では、知事が「被災地への物品はある程度の規模の企業からしかいらない」と早々に表明。もちろん、善意から汚れた古着を送る個人もいて、それでなくても人手の足りない被災地の市役所職員たちは、押しかける個人ボランティアと送りつけられる迷惑な善意に押しつぶされそうになるのもわかる。

かと言って、自治体の対応が全てうまく回っているか?というと、食べ物がないので、寒い中細々と分け合って食べているというご家族の話を聞くと、自治体の支援はできないが、個人の家族などの支援をしてあげたいという気持ちが増します。

ただ、問題はそれらを届ける手段です。
道路が破壊されている能登半島では、車で2時間の道のりを15時間かけて家族を救い出しに行く人も多いのだとか。

倒壊した家屋から助かっても、寒さと飢えで苦しむ家族や知人からのSOSをもちろん救いに行きたいのは当たり前のこと。

心配していたウクライナからの避難民の方はなんとかボランティアの車で金沢に移動したけれど、戦争トラウマを抱えて日本に来た人が、余震が続く状況で心のケアが必要になってくると聞きます。

もしかしたら、一時的に余震のないエリアに避難して、命の安全と生活の安全、そしてケアを受けた形で落ち着いてから戻る、というのも一つの方法ではないか?と話し合いました。言葉の通じない避難所では、ストレスで参ってしまうと思うからです。

またウクライナ支援でご協力いただいているソウダルアさんもご参加いただき、食をテーマに多くの人たちに心の安らぎと元気をいただけるようなご意見をいただきました。

心のケアはまだ話ができる段階ではない、悩みや苦しみなんて言える状況ではない、そんな今の段階から始まることが重要です。

ほっとした瞬間に心を襲う喪失感と悲しみが壮絶な苦しみとなって心を押しつぶす前に、優しく押し付けない形でそっと、寄り添うようにあれば本当にいいのだと思います。

それは、ルアさんの食✖️心だったり、SUGIZOさんの音楽✖️心だったり、いろんなものに形を変えて心のケアは壮絶な痛みを抱えた人たちの心に届いて行ければいいなと思います。そこには心理カウンセラーがご一緒して、本当に本当に心が安らぐものになればいいのにと思います。

もちろん、食を配膳しながら話を聞きます。音楽のチラシを配りながら声をかけます。避難して、仮設住宅、そして個人宅。
全国のプロフェッショナル心理カウンセラーたちがSNSにて相談に乗ります。

その想いは、私が阪神淡路の大震災で被災して、かつ200名のリスニングボランティアを連れて被災地に入った時から決心した、被災地支援の大切な形なのです。

今はまだ第一フェーズで、私たちができる事には限界があります。そしていろんなことが落ち着いてきた時に、大きな喪失感と悲しみが心を覆い、本格的に多くの人に心のケアが必要になる次のフェーズがやってきます。

今は、この第一フェーズになんとかできることをギリギリの形で探し続け、次の第二フェーズにやるべきことをやれるように試行錯誤の毎日です。状況を整理してまたすぐにお伝えしますので、ぜひご一緒にご支援よろしくお願いします‼️
まずは、皆様からの応援のメッセージをいただければ、現地にお届けいたします‼️