日本政府が、戦争から避難してきたウクライナ避難民の方の受け入れを発表した時に、【ウクライナ心のケア交流センター渋谷ひまわり】はその心のケアの役割を信じて設立されました。

私はウクライナから来た人たちの心のケアをいつも考えながらウクライナの皆様と過ごした1年8ヶ月でした。
心のケアは最初は孤独にならないための居場所づくりや交流会からスタート。

心理カウンセリングや自然のセラピーや乗馬セラピー、アニマルセラピー、いろんな企画を行いました。
そこで私はウクライナの人たちの優しく温かい内面に触れてきました。

日本に来たばかり時は、笑顔がなかったり泣いてばかりいた人たちが、交流会で少しづつ元気になったり、笑顔で他のウクライナの人たちと話しているのを見ると本当に自分の家族のように幸せになります。

心に強い痛みを持っている人たちのセラピーにはいつも丁寧さが必要です。
時にはそういう人たちは深いセラピーを敬遠することもありますし、それは決して悪いことではありません。

だから、私が今回アートセラピーの講座をすると告知をした時も、私の予想では多分参加希望者は20人くらいかな?と思って教材を準備していました。

そして3日前にフォームを確認すると、なんと‼️130名のお申し込みが‼️
130名?何度も聞き直しました。

しかもウクライナ本国からの申し込みもありました。バルト三国からの申し込みもありました。本当にびっくりしました‼️
だけど、嬉しかったです。

今この時期に、ウクライナの皆様に私が30年かけて経験してきたセラピーのプログラムを共有できること。
アメリカやヨーロッパで私が訓練してきた国際的な芸術セラピーが少しでも皆様の役に立てること。

それがとても嬉しい。

今回の講座では、私が直接セラピーをするのでなくても、ウクライナの人たちがセラピーのスキルを学んで自分で自分を癒し、自分の家族を癒し、やがて日本や他の国で、それを仕事にしてもらうこともできます。

将来このスキルを仕事にすることも考えている人のために修了証でその人をサポートすることにしました。
毎回の授業で、カメラをオンラインにして、コメントも提出して正しく生徒として学び終えた人には、日本の業界団体の正式な修了証も発行します。

さらに深く学びたい人には、応用のコースも考えています。

修了した人が海外で紹介することも考えて、日本でしか学べない、書道や水墨画のカリキュラムも入れています。日本独自の浮世メソッドです。 

今日はアートセラピーの説明をしたあと、私のカウンセリングのアートセラピーのケースのお話、そしてみんなで絵を描きました。

悲しい絵は、それを吐き出すことで自分の心からそれらが取り除かれ心が軽くなります。
嬉しい絵は、それを形にして見ることでさらに自分にパワーを与えてくれます。<Br.

今まで1000名近い人たちのアートセラピーをしてきた結果から見える叡智を、ウクライナの心を回復させる役に立つならこんなに嬉しいことはありません。

いま、急いで教材を再発注しました。日本の避難民の皆様は当然ですが、ウクライナや他の国にもEMSで送ります。待っていてください。

日本の渋谷から心を込めて、あなたの心にも届けたい、私が選んだ絵の具や墨や筆です。
日本のカウンセラーたちもウクライナの人たちとご一緒に楽しく絵を描いていきます。

ズームで使える自動翻訳のシステムを入れて、みんなでチャレンジすること本当の国際的な交流を行います。皆様の心にある芸術という、優しく強く私たちを癒してくれる心を繋いでいきます。
次回からいよいよ本格的なアートセラピー体験へ。楽しみにしていてくださいね。

↓皆様の絵画の代わりに、先日の誕生日にいただいたたくさんのお花の写真をここにあげておきます。