SNSの中傷で嫌な思いをしてことのない人ってどのくらいいるのだろう?

もちろんリアルな場所でも、いつだって人のことを悪く言う人はいたし、どうもそりの合わない人たちもいる。私の会社員時代も嫌いな先輩も陰で私の悪口を言ってたと噂で聞いた。

だけど、影で悪口を言うのと、文字に書いて見えるところに張り出されるダメージは全然違う。

ましてや匿名で「浮世は生意気!最悪!死ね」と女子更衣室に張り出されていたら、もう会社中大騒ぎになるはずだ。

だけどネットの中傷被害は会社よりももっと多くの人が見る公共的な場所で、その貼り紙がついて回る。場所も限定しない。その人の名前にひもづくからだ。

まるで自分の背中に悪口を書いた紙が貼り付けられるイジメのように、タチが悪くて酷い。

法務省で私たちが人権相談の相談窓口のアドバイザーをしているときにもこの手の相談は多く寄せられていた。

私も直接の話を聞いて本当に胸が痛かった。

若い人は裁判を起こすお金もないし、経験もない。頼れる友だちもいない。

なによりも、背中に悪口を貼り付けられて24時間晒される。

メンタルがまいっても仕方ないと、本当に感じる。

誰も助けてくれない。気にしないで。ネット見ないでと言われても、背中についた張り紙を気にしないで!と言われているようなものだと思った。

心のケアがとても重要だと思ったけれど、心のケアだけでは解決しない事もある。だからいろんな人たちの連携が必要なのだと思います。

法的なこと、心理的なこと、みんなで支え合ってできること、絶対あると私は信じたい。

木村花さんの死は本当に悲しいけれど、毎日、日本中のあちこちで花さんのような人が、SNSで背中に張り紙されて、苦しんで泣いて、一人で外に出れなくなってるんですよ。

そろそろ本気で、大人としてはしてやるべきことやらないと、子どもたちを守るだとか、大切にするなんて、単なる綺麗事で終わってしまうから。

まずは、最初の第一歩❗️

非営利の一般社団法人全国心理業連合会でSNSの中傷被害で苦しむ人たちの、無料の心のケアLINEを考えています。

まずは数週間だけど、そこで寄せられる相談をしっかりと受けとめて、そこから何かが見えてくるものがあると思うのです。そこからまずは第一歩❗️

本当に今までなかった方が不思議なくらい。心理業界、みんなで頑張ろうね。

主旨に賛同してくださる心理カウンセラーの皆様には、三密を避けるために、オール在宅でお願いしたいと思っています。

だけど心理カウンセラー団体だけでできることはとても小さい。心のケアだけでなく背中の貼り紙を外してあげる事も大切だから。

通信事業者、法律の専門家、政治家、行政に関わる全ての方々との連携を展開していきたいと思っています。

道のりは遠くて険しくても、まずは最初の第一歩❗️

どうぞ皆様、ご意見、ご支援、よろしくお願いします。