もともと自然のもの、、お花見とかお月見とかは好きでしたが、病気してからは季節の自然を感じることは「命の力」を感じることだと思うようになりました。

着物に描かれる日本の自然は本当に色彩豊かで美しい。今は日常で着物を着る機会はほとんどないけれど、季節の自然が描かれた着物を自宅で飾って眺めるのが大好きです。
本当に日本人は花鳥風月、昔から豊かな自然を着物に描いてきたのだなと感動します。

着物といえばすごく高いイメージがありますが、今は古着を探せば数千円でも買えます。おすすめは代々木公園とかで開催されてる骨董市のフリーマーケット。ある時はあまりに可愛い柄が多くて決めきれずに悩んでいたら店主さんに「もう良いよ、そんなに気に入ってくれたのなら全部持っていきな!」と数千円で3枚も買えたこともありました!汚れやシミも平気。生地だけで額に入れて飾っても絵画のように価値があると思うのです。

私はもともとブランド品もあまり持たないし、服にお金をかけたりはしないのですが、実は密かにハマっているのが着物を仕立てたスーツをつくること。
西脇 久枝さんという素敵なデザイナーさんの手にかかると、古着の着物が見違えるような素敵なジャケットやスーツに生まれ変わる。魔法みたいです。

お正月は先輩からいただいた大島紬を仕立ててもらいました。晴れの日に使える宝物です☺️
春は椿や梅、木蓮、そして先日、桜の花のジャケットが届きました。

ものすごい贅沢に見えますが、実は仕立ても高めのスーツを買うのとそんなに違いはないのがありがたいです。
古着は嫌がる人もいるけど着物は別。

柄だけでなく、地の生地もとても凝っていて贅沢。四季の花が織り込まれ、金糸や銀糸が添えられ、鮮やかな世界観にはため息がでます。
前の着物を誰がなんのためにつくらせて、そしてどんな風に今までのが着ていたのか、まるで歴史を旅してきたように見えます。

そしてこの着物の最後のフィナーレが私の元であと少し、豊かな彩のスーツになって癒しのお仕事をお手伝いしてくれたら良いなと思います。
体調が悪くて気持ちが上がらない時も、季節の自然の力の借りて、気分を上げて、目の前の仕事に集中する。

それなりに年齢を重ねてきたからこそできる自分オリジナルのおしゃれ💖を楽しみにしている毎日です。
どうしてもコロナ禍で自宅勤務だったりするとおしゃれに配慮する気にならないけれど、気分が上がらない時こそそれは大切。これもメンタルケアなのです。

好きな服を纏い美容室に行って、自分らしく豊かな気持ちを取り戻したいものですね。
今日も皆様にとっていい一日になりますように❣️