ウクライナを出発しようとしていたKAZKAから緊急の相談。

ウクライナ国内ので書類がうまく対応せず、出国できないかもしれない大ピンチ!
おおお!それはかなり大変!!

ビザ、飛行機のチケット、全国を回る国内でのボランティアツアーのホテルと飛行での手配は全て完了している。総額500万。

そして何より昨日発表されたSUGIZOさんとKAZKAがコラボした奇跡のような楽曲。

日本が誇る世界レベルのギタリストが、KAZKAのためにオリジナルソングを提供した。日本とウクライナのこんなに記念すべきコンサートはもう2度とできないと本気で思う。SUGIZOさんも今回で多くのご手配をいただいている。なんとか応えたい!

だから、絶対にKAZKAに来て欲しい。
日本は全力でウクライナが誇るトップアーティストKAZKAを待ち望んでいる。 

なのに万が一来れないとなるとそれはすごーーく大変です!!!
日本から繰り返される、ウクライナの関係省庁への国際電話。 
状況の確認、認可お願い。

夜遅くまで本当に多くの皆さまが気持ちを尽くし、心を尽くして、なんとか彼が日本に来れるように全力で頑張った!
そして夜22過ぎ。

ウクライナからの電話で問題なく出国できることが決まった。やったーーー!

KAZKAたちがポーランド行きのバスに乗るタイムリミットまであと24時間を切っていた。ほっとして涙が出そうになった。
(戦時下ですから何が起こるかわからないとはいえ、本当に心から無事に来られることを切実に祈るのみです)

ウクライナが誇る歌姫サーシャ、フルートの天才ディマ、コーラスのお二人。
いつも明るいマネージャーさん、そしてKAZKA事務所のトップのプロデューサーまでもが、今年の日本のこのボランティアツアーに本当に力を込めてきてくれる。

バスと飛行機乗り換えと24時間以上の旅。
今までも日本からも何度もズームでミーティングをしました。その度に彼女たちの日本への想いや、SUGIZOさんの平和を願う音楽への気持ちが聞けて、心が震えた。

私たち渋谷ひまわりは、単なる非営利のボランティアの団体。

私たちがトップアーティストをプライベートで日本に招聘できるのは、クラウドファンディングやみんなからの寄付、そして私の個人的な持ち出しのお金。だってこんなに熱い気持ちのある人たち、日本のウクライナ避難民の方々の心の元気のためにも会わせて差し上げたいと思います。歌で少しでも心が元気になって欲しいと願います。

だけど少し悲しいことがあって。
それは「KAZKAのコンサート去年は無料だったのになんで今年はクラブでお金とるの?」と質問があったこと。

クラブのお金は、お店の利用のお金とドネーションに使われる。

KAZKAたちはボランティアだし、私たちだってボランティア。だけど、ウクライナ避難民の一部の人には、たった数千円を無料にして!という人がいることに、ウクライナスタッフの人もショックを受けていた。

もちろん、みんな裕福ではない。
これからの日本の生活を考えると、お金は少しでも使いたくない。 

今までも日本のたくさんの団体からの気持ちで無料で招待されたコンサート、美術展、交流会の食事の数々、、、。
だからこそ、ウクライナのアーティストが日本に来ることが誇りであると思った。

彼女たちの歌を日本人に聴かせることを嬉しいと。KAZKAに会えることを喜んでくれると思った。

そう思ったので六本木のクラブでのウクライナパーティーにKAZKAとともに歌って踊れる時間をつくろうと、心を込めて企画した。
私はウクライナ避難民の人たちがいかに優しいが知っています。

彼女たちの多くはただ、要求をするだけでなくて、慎み深く、知性的で、芸術家であり、優しい人たちです。 
だから、私は、今回そっと見守ろうと思います。

KAZKAがどんな想いで日本に来てくれるのかを伝えた上で、それをウクライナの人たちはどんな思いで迎えるのか?
私はただ、静かに見守っていこうと思います。

日本時間23時過ぎ。
SUGIZOさんとウクライナのKAZKAのズームの最後のミーティングがスタートします。きっとまた今日も夜中まで。

こんな夜を重ねながら、たくさんの才能ある人たちがつくりあげるもの。
まもなくです。日本に無事到着することを心から願っています。

☟話題の六本木クラブR3でのKAZKAと集うウクライナナイト
https://ukr-kazka.peatix.com/