箱庭やアートには、言葉を超えてその人の内面が現れる。また表現すること、心の中の苦しみを吐き出す意味で、とても効果があると私は感じています。

阪神淡路大震災の時に、避難所で子供たちは段ボールでお家を作っては「地震だー」と壊していたし、ニューヨークの同時多発テロの時の子どもは「ママ、火事よ!早く逃げなきゃ」とお気に入りのポーチを握りしめて、マンションで何度も避難訓練をしたがった。

大人になるとあからさまなごっこ遊びはできないけれど、絵を描いたり箱庭を並べることで同じように、心の中の不安やもやもやをぎゅっと吐き出す効果があるように感じています。

箱庭で地面の上に無数にある水溜り。これは「足跡」なんだそうです。「みえないだれかが歩き回る、今も」
砲弾の跡にも見える??
だけど警察がいてこの世界を守っていて、新しい命も生まれている(真ん中のヒヨコちゃん)
混乱の環境の中でも、きちんと秩序や希望があって、人の心の強さと優しさが感じられて、心が震えます。

故郷が破壊される。
家がなくなる。
ずっと育っていた風景がなくなる。

私たちも、東日本の津波をはじめとする大災害では、同じような喪失感を味わったはず。

だけど大きな痛みを抱えて、生き残った私たちは、復興に力を注いだ。復興は建物だけじゃない、地域の交流や文化、人の心の復興がなによりも大切。
「もちろん壊れたものは二度と元には戻らないけれど。もっといい街を作ろう!私たちにできることがあればなんでもやるよ」と、あの時東北で話した言葉を同じように、ウクライナの人たちに話します。

津波では消滅した村には、スタジアムができた。たくさんの人たちがその場所でスポーツの力を借りて笑顔になった。
なくなってしまったものは、戻らないけれど、生きてさえいれば!身体と心さえ元気であれば!必ず復興できる!!

カウンセリングの終わった後で、
「戦争が終わったら私の自宅にあなたを招待したい」と声をかけてくださった方もいました。

それは最高の言葉。
私だけでなくきっと多くの支援者の方々に届けられた優しさの言葉。

「一緒に頑張りましょうね!」
私はがん患者でもあり(別に余命宣告とかではありません)海外旅行はなかなか体力しんどいところはありますが、私にとってもこれは希望でもありますね。

しっかりと体力戻して、その方のお家に行けるその時まで、支援を続けていきたいと思います。

非道な力でどれだけ街が壊されても、
人の心を壊せない限り、
必ず、街は蘇る。

日本におられるウクライナ避難民の方たちの心は壊させない。
私たちに、それができるかできないか?じゃなくて、そうしよう!って決めてやることやる。ただ動く。

シンプルなことなんですよね‼️

🌼クラウドファンディングのお知らせ、させてください❣️ウクライナ避難民の方の心のケアの活動頑張ります❗️ボランティアも募集中です。全心連ウクライナ交流センターひまわりまでよろしくお願いします。

https://readyfor.jp/projects/ukraine-himawaricenter